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主任研究者 東北厚生年金病院 藤村 重文 研究者氏名、所属および分担研究課題
*2:平成12年4月1日−平成13年3月31日 *3:平成11年4月1日−平成12年3月31日 *4:平成 9年4月1日−平成11年3月31日 平成12年度研究報告 研究成果の要旨 今回の研究班では、複数の手法で肺がん検診の効果を検証することを目的とした。症例対照研究に関しては、群馬、新潟、岡山では住民ベースで、宮城では過去の集検受診者ベースで遂行した。診断前1年以内の肺がん検診受診の肺がん死亡に関する喫煙指数で補正したオッズ比は0.40-0.68であり、4県のうち3県で有意な肺がん死亡減少効果が示され、Pooled analysisでも、7748例の検討でオッズ比0.56(95%信頼区間:0.48-0.65)と良好な結果であった。胸部CT検診の効果の評価方法の検討に関しては、具体的なモデルを立案し、サンプルサイズおよび費用を算出した。CT検診受診者の予後調査に関しては、長野県および東京都でのCT検診受診者の追跡調査を開始し、比較的急速に増大・進行がん化した症例およびGGOでも広範なリンパ節転移を伴う症例が少数ながら存在することが明らかとなった。 平成11年度〜12年度総合研究報告 研究成果の要旨 今回の研究班では、複数の手法で肺がん検診の効果を検証することを目的とした。症例対照研究に関しては、群馬、新潟、岡山では住民ベースで、宮城では過去の集検受診者ベースで遂行した。診断前1年以内の肺がん検診受診の肺がん死亡に関する喫煙指数で補正したオッズ比は0.40-0.68であり、4県のうち3県で有意な肺がん死亡減少効果が示された。Pooled analysisでは、7748例の検討でオッズ比0.56(95%信頼区間:0.48-0.65)と良好な結果であった。地域相関研究に関しては、集検カバー率が70%に達すると、対照地域では上昇している肺がん死亡率が抑制に転じることが示唆された。非切除肺がんの自然史調査では、overdiagnosis biasはそれほど大きくないことが示唆された。胸部CT検診の効果の評価に関しては、具体的な案を複数立案し、コホート調査に関しては、すでに調査を開始している。
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更新日:2004/12/01 |