9-8 血清ペプシノゲン値による胃がんスクリーニングに関する研究
 
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9-8 血清ペプシノゲン値による胃がんスクリーニングに関する研究

主任研究者 東邦大学医学部 三木 一正


研究者氏名、所属および分担研究課題
研究者氏名
所属施設 地位
分担研究課題名
三木 一正
東邦大学医学部 教授
ペプシノゲン法による胃がん検診システム精度効率化の研究
吉原 正治
広島大学保健管理センター 教授
地域胃がん検診におけるペプシノゲン法の精度と有効性の研究
西沢 護
財団法人東京都健康推進財団 顧問
胃集検のスクリーニングにおける血清ペプシノゲンの新しい用い方
荒川 泰行
日本大学医学部 教授
新しいペプシノゲン測定法(ラテックス凝集免疫比濁法)による胃がんスクリーニングの検討
多田 正大
多田消化器クリニック 院長
X線法併用によるペプシノゲン法胃がん検診の費用効果分析の研究
小松 寛治
本荘第一病院 院長
逐年検診で発見された胃がん症例からみたペプシノゲンカットオフ値の検討


平成12年度研究報告 研究成果の要旨

従来の胃がん検診の抱えている諸問題に対して種々の点から検討を加え、胃がん検診を積極的に進める方策を探った。とくに今年度は、全国の医師会および市区町村など各自治体レベルでのペプシノゲン法の具体的導入方策、とくに受診対象者に対する本法の広報・啓発方法なども検討し、本法の円滑な全国レベルでの実施およびその早期普及を目指した。その成果としてペプシノゲン法は胃がん検診の対象となる集団の推定有病率・早期胃がん率などにより、最適な具体的施行方法 [1.同時併用法 2.二段階(同日判定)法 3.異時併用法 4.単独法のいずれか] を選択すべきである [地域集団と職域集団とでは、また、外来(病院)集団と人間ドック(健診)集団とでは最適な施行方法は異なる]。なお、検診対象の推定有病率・早期胃がん率などが不明な集団に対しては二段階(同日判定)法とする、という結論を得た。


平成11年度〜12年度総合研究報告 研究成果の要旨

これまで4年間ペプシノゲン法についての研究を行ってきた。その主な内容は、1.ペプシノゲン法の具体的な実施方法の検討、2.ペプシノゲン法の胃がん診断に対する精度、3.ペプシノゲン法の偽陰性胃がんの特性、4.ペプシノゲン法の全国調査による疫学的評価の可能性の検討、5.ペプシノゲン法の経済学的評価、等である。その成果としてペプシノゲン法は胃がん検診の対象となる集団の推定有病率・早期胃がん率などにより、最適な具体的施行方法 [1.同時併用法 2.二段階(同日判定)法 3.異時併用法 4.単独法のいずれか] を選択すべきである [地域集団と職域集団とでは、また、外来(病院)集団と人間ドック(健診)集団とでは最適な施行方法は異なる]。なお、検診対象の推定有病率・早期胃がん率などが不明な集団に対しては二段階(同日判定)法とする、という結論を得た。

本ページは、研究成果の要旨のみを掲載しております。
詳しい研究報告をご覧になりたい方は、「厚生労働省がん研究助成金による研究報告集 平成12年度」を全国の医学部・医科大学図書館に配布しておりますので、そちらをご利用下さい。



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更新日:2004/12/01