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主任研究者 国立病院東京医療センター 土器屋 卓志 研究者氏名、所属および分担研究課題
*2:平成11年4月1日−平成12年3月31日 平成12年度研究報告 研究成果の要旨 高線量率イリジウム照射(HDR Ir-192)装置は、わが国の小線源治療の標準機器として定着した。専門医修練機関の報告書のデータベース化を図り今後2年ごとに報告されてくる小線源治療データを蓄積する準備を整えた。さらに本装置による重篤な合併症を未然に防ぎ効果的 ながん治療が行われるための基準作成を主な研究目的とした。致死的な合併症のリスクが高い 食道がんと肺がん腔内照射とさらに今後急速に増加する前立腺がんを研究対象とした。それぞれのがんの腔内照射における重症合併症のリスク因子を検討し、1回線量、がんの占拠部位、適切なアプリケ−タ−の選択が重要であることを確認した。T1-2食道がんは腔内照射併用放射線治療の根治的治療対象であることがわかった。腔内照射における線量評価方法の統一とリスクを回避することを強調したガイドラインを作成した。また前立腺がんの組織内照射のための先駆的臨床経験を報告している施設の初期臨床成績と技術的諸問題、周辺機器の充実について分析を行った。 平成11年度〜12年度総合研究報告 研究成果の要旨 高線量率イリジウム照射(HDRIr-192)装置は、わが国の小線源治療の標準機器として定着した。今後の小線源治療の普及と質の向上を図るために必要な施設のデータベース化を検討し、その成果として専門医修練機関の報告書のデータベース化を図り今後2年ごとに報告されてくる小線源治療データを蓄積する準備を整えた。また、この装置による重篤な合併症を未然に防ぎ効果的ながん治療が行われるためのガイドラインを作成した。致死的な合併症のリスクが高い食道がんと肺がんを対象とし、それぞれのがんの腔内照射における重傷合併症のリスク因子を検討し、1回線量、がんの占拠部位、適切なアプリケーターの選択が重要であることを確認した。これらの検討結果をもとにそれぞれの標準的な治療方法を提示した。また今後急速に増加する前立腺がんを研究対象とし組織内照射のための先駆的臨床経験を報告している施設の初期臨床成績と技術的諸問題、周辺機器の充実について分析を行った。
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更新日:2004/12/01 |