9-41 がんに対する複合的遺伝子治療の基礎的研究
 
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9-41 がんに対する複合的遺伝子治療の基礎的研究

主任研究者 東京大学医科学研究所 浅野 茂隆


研究者氏名、所属および分担研究課題
研究者氏名
所属施設 地位
分担研究課題名
浅野 茂隆
東京大学医科学研究所分子療法研究分野 教授
研究の総括、がんに対する遺伝子治療法開発を目的とした疾患モデル動物の開発
斎藤 泉
東京大学医科学研究所遺伝子解析施設 教授
アデノウイルスベクターを用いた特異的遺伝子治療の発現の研究
小澤 敬也
自治医科大学医学部 遺伝子治療研究部 教授
アデノ随伴ウイルス(AAV)ベクター作製システムの開発とがん遺伝子治療への応用
吉田 輝彦
国立がんセンター研究所分子腫瘍学部 部長
アンチセンス法を用いた膵がんの遺伝子治療法の開発
濱田 洋文
札幌医科大学医学部 教授
p53異常を標的としたがんに対する遺伝子治療法の開発
坂牧 純夫
札幌医科大学医学部 講師
腫瘍特異的複製可能アデノウイルスを用いた遺伝子治療法開発


平成12年度研究報告 研究成果の要旨

本研究の目的は遺伝子治療法の基盤技術の向上をはかると同時に、種々の治療法を組み合わせることによって、治療効果の増大を狙うことを主な目的とし、難治性がんモデル動物を用いた前臨床試験を含めた本邦独自の研究を行う。すなわち本研究では期間内に 1)新規抗がん治療用ベクターの開発として、部位特異的酵素Creを応用したguttedベクター作製法の検討、ならびに自殺遺伝子発現AAVベクターとγ線照射の併用効果の検討、2)前臨床モデル動物を用いた試験研究として、膵がんに有効な殺細胞遺伝子治療戦略の開発、p53発現組み換えアデノウイルスベクターの作製、E1B55K欠失アデノウイルスを用いた抗腫瘍療法の開発ならびに小型霊長類コモンマーモセットを用いた前臨床試験動物の作製、3)新規遺伝子を用いた遺伝子治療法の開発として、NK4(HGFのα鎖由来)遺伝子を用いた治療法の開発ならびにTob遺伝子等を用いた治療法の開発を行った。


平成11年度〜12年度総合研究報告 研究成果の要旨

本研究の目的は遺伝子治療法の基盤技術の向上をはかると同時に、種々の治療法を組み合わせることによって、治療効果の増大を狙うことを主な目的とし、難治性がんモデル動物を用いた前臨床試験を含めた本邦独自の研究を行う。すなわち本研究では期間内に 1)新規抗がん治療用ベクターの開発として、部位特異的組み換え酵素Creを応用したguttedベクター作製法の検討、ならびに自殺遺伝子発現AAVベクターとγ線照射の併用効果の検討、2)前臨床モデル動物を用いた試験研究として、膵がんに有効な殺細胞遺伝子治療戦略の開発、p53発現組み換えアデノウイルスベクターの作製、E1B55K欠失アデノウイルスを用いた抗腫瘍療法の開発ならびに小型霊長類コモンマーモセットを用いた前臨床試験動物の作製、3)新規遺伝子を用いた遺伝子治療法の開発として、NK4(HGFのα鎖由来)遺伝子、BAI-1遺伝子ならびにTob遺伝子等を用いた治療法の開発を行った。

本ページは、研究成果の要旨のみを掲載しております。
詳しい研究報告をご覧になりたい方は、「厚生労働省がん研究助成金による研究報告集 平成12年度」を全国の医学部・医科大学図書館に配布しておりますので、そちらをご利用下さい。



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更新日:2004/12/01