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主任研究者 弘前大学医学部 斎藤 博 研究者氏名、所属および分担研究課題
*2:平成13年1月1日−平成13年 3月31日 平成12年度研究報告 研究成果の要旨 精検受診率に及ぼすシステム側の要因解明のために全国3219市町村のデータを分析し、大腸がん検診の精検受診率のみが低い地域を割りだし467市町村で地域相関研究を開始した。効率のよい全大腸内視鏡検査(TCS)の検査間隔を前研究で設定した20,144例のコホートで解析した。初回TCSで「ポリープなし」の群では4年間リスクの増大はみとめなかったが「ポリープあり」群では時間依存性に担癌リスクは上昇し5年ではオッズ比が9.32(p<0.001)だった。浸潤癌の担癌リスクが増大する年数をポリープの有無別にみるために、初回TCSから5年以上経た症例をとり込んでコホートを拡大する研究デザインを行い、候補症例14,190例に2回目TCSの受診勧奨を開始した。精検未受診群での癌をしらべ、受診群と比較して定量的に大腸癌死亡のリスクを評価する研究をデザインし、精検をうけないことがリスクを4.75倍(p=0.003)高めることを示した。
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更新日:2004/12/01 |