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主任研究者 国立がんセンター中央病院 日月 裕司 研究者氏名、所属および分担研究課題
平成12年度研究報告 研究成果の要旨 比較的早期の食道がんに対する低侵襲治療の有用性を科学的に評価する目的で、多施設共同研究として本研究が開始された。その概要は、Stage I (T1N0M0)食道がん症例を対象として、化学療法(CDDP+5FU)2コースと放射線治療を併用して行い、その結果を評価するものである。Primary endpointはCR rate、Secondary endopointは生存期間、完全奏功期間、無増悪生存期間、有害事象の頻度と重篤度である。CR以下、又は、再発の場合は手術対象とする。試験期間は2年間、追跡調査期間2年間、登録目標は75症例とした。平成12年6月30日で症例登録終了となった。登録施設は計16施設、総登録症例数は71例となった。本研究の治療法による有害事象は全例Grade 3以下であった。治療効果評価症例65例のうちCR62例(95%)であった。平成13年2月23日現在、PR又は再発例中4例で手術が行われ、9症例で内視鏡治療が行われた。平成13年2月23日現在、登録症例中の死亡は2例で、偶発的手術合併症によるもの1例、原病死1例であった。
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更新日:2004/12/01 |