10-8 StageI(T1N0M0)食道がんに対する放射線・抗がん剤同時併用療法の有用性に関する研究
 
がん研究助成金タイトルバー
がん研究助成金 計画研究 計画研究一覧へ戻る

10-8 Stage I (T1N0M0)食道がんに対する放射線・抗がん剤同時併用療法の有用性に関する研究

主任研究者 国立がんセンター中央病院 日月 裕司


研究者氏名、所属および分担研究課題
研究者氏名
所属施設 地位
分担研究課題名
日月 裕司
国立がんセンター中央病院 医長
Stage I (T1N0M0)食道がんに対する放射線・抗がん剤同時併用療法の有用性に関する研究
中島 秀彰
国立病院九州がんセンター 医師
表在および進行食道がん治療法の縮小に関する研究
山名 秀明
久留米大学医学部 教授
食道がんにおける制癌剤感受性遺伝子並びに蛋白の解析
幕内 博康
東海大学医学部 教授
Stage I 食道がんに対する放射線・化学療法の有用性に関する研究
宇田川 晴司
虎の門病院 部長
Stage I (T1N0M0)食道がんに対する放射線・抗がん剤同時併用療法の有用性に関する研究
清水 秀昭
栃木県立がんセンター 部長
Stage I (T1N0M0)食道がんに対する放射線・抗がん剤同時併用療法の有用性に関する研究
藤谷 和正
国立大阪病院 医員
Stage I (T1N0M0)食道がんに対する放射線・抗がん剤同時併用療法の有用性に関する研究
田中 乙雄
新潟県立がんセンター 部長
Stage I (T1N0M0)食道がんに対する放射線・抗がん剤同時併用療法の有用性に関する研究
山本 道法
国立呉病院 医師
Stage I (T1N0M0)食道がんに対する放射線・抗がん剤同時併用療法の有用性に関する研究


平成12年度研究報告 研究成果の要旨

比較的早期の食道がんに対する低侵襲治療の有用性を科学的に評価する目的で、多施設共同研究として本研究が開始された。その概要は、Stage I (T1N0M0)食道がん症例を対象として、化学療法(CDDP+5FU)2コースと放射線治療を併用して行い、その結果を評価するものである。Primary endpointはCR rate、Secondary endopointは生存期間、完全奏功期間、無増悪生存期間、有害事象の頻度と重篤度である。CR以下、又は、再発の場合は手術対象とする。試験期間は2年間、追跡調査期間2年間、登録目標は75症例とした。平成12年6月30日で症例登録終了となった。登録施設は計16施設、総登録症例数は71例となった。本研究の治療法による有害事象は全例Grade 3以下であった。治療効果評価症例65例のうちCR62例(95%)であった。平成13年2月23日現在、PR又は再発例中4例で手術が行われ、9症例で内視鏡治療が行われた。平成13年2月23日現在、登録症例中の死亡は2例で、偶発的手術合併症によるもの1例、原病死1例であった。

本ページは、研究成果の要旨のみを掲載しております。
詳しい研究報告をご覧になりたい方は、「厚生労働省がん研究助成金による研究報告集 平成12年度」を全国の医学部・医科大学図書館に配布しておりますので、そちらをご利用下さい。



前の研究へ   次の研究へ

| がん研究助成金トップへ |


更新日:2004/12/01