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主任研究者 国立がんセンター中央病院 佐野 武
研究者氏名、所属および分担研究課題
平成12年度研究報告 研究成果の要旨 治癒切除が可能な進行胃がんに対する大動脈周囲リンパ節郭清の意義を検討する目的で平成7年7月より開始した無作為割付比較臨床試験(RCT)は、平成13年3月末までに523例を集積して登録を終了した。今後、平成18年3月まで追跡し、最終生存解析を行う予定である。現在まで術後在院死の報告は4例(0.8%)のみである。外科手術のみを比較する本邦初の大規模RCTの登録を完遂することができた。食道浸潤胃がんに対する左開胸開腹連続切開と開腹群との比較試験では、平成13年3月末日までに106例が登録された。登録症例が少なく、試験の継続に関して討議し参加施設を増加したが、まだその成果は現れていない。本試験では、術後在院死は発生していない。両臨床試験において術後6ヶ月目、1年目、3年目のQOLを調査しているが、各症例ごとに該当する期間に頻回の催促をすることで、6ヶ月目99%、1年目100%と高いcomplianceを達成している。
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更新日:2004/12/01 |