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            | 10-11 大腸がんの肝・肺転移例に対する治療法の確立に関する研究 |  主任研究者 愛知県がんセンター病院 加藤 知行
 
 研究者氏名、所属および分担研究課題
 
          
            | 研究者氏名 所属施設 地位
 | 分担研究課題名 |  
            | 加藤 知行 愛知県がんセンター 副院長
 | 大腸がんの肝・肺転移に対する集学的治療に関する研究 |  
            | 森 武生 都立駒込病院 部長
 | 大腸がんの血行性転移に対する治療の基礎及び臨床研究 |  
            | 杉原 健一 東京医科歯科大学医学部 教授
 | 大腸がん肝転移の治療方針の確立に関する研究 |  
            | 望月 英隆 防衛医科大学校 教授
 | 大腸がん肝・肺転移の手術適応並びに集学的治療に関する研究 |  
            | 山本 順司 国立がんセンター中央病院 医長
 | 大腸癌肝転移に対する合理的外科治療法の確立に関する研究 |  
            | 東山 聖彦 大阪府立成人病センター 医長
 | 大腸癌の肺転移例に対する外科治療法の確立に関する研究 |  
            | 鴻江 俊治 九州がんセンター 医長
 | 大腸がん肝転移切除後に関する腫瘍マーカーの有用性の評価 |  
 平成12年度研究報告 研究成果の要旨
 
 本研究の目的は、大腸癌の主たる転移・再発である肝転移と肺転移の有効な治療法の選択基準と集学的治療法を確立することである。
 肺転移切除例の5生率は28.9〜64.6%であった。切除術式の基準は未だ定まっていないが、2cm以下の腫瘍には切除術式として胸腔鏡補助下手術の適応がある。肺転移切除後の予後因子は、転移個数、再発までの無病期間、転移形式、切除術式、根治度、肺切離面の洗浄細胞診などである。
 肝転移の新しい予後因子として、正常肝細胞の転移巣内の残存形態、転移巣と非腫瘍境界部の繊維性組織形成、N-アセチルグルコサミン転移酵素 V 
          発現の有無などを検討した。切除不能肝転移に対する新しい治療法として、マイクロターゼ焼灼療法、ラジオ波熱焼灼療法、chronomodurationを応用した化学療法について検討した。また肝転移形成から増殖までに関する基礎的検討も行った。
 肺転移、肝転移ともに切除の選択基準となるstage分類案を検討した。
 
 
            
            | 本ページは、研究成果の要旨のみを掲載しております。 詳しい研究報告をご覧になりたい方は、「厚生労働省がん研究助成金による研究報告集 平成12年度」を全国の医学部・医科大学図書館に配布しておりますので、そちらをご利用下さい。
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