10-12 婦人科悪性腫瘍に対する新たな治療法の開発に関する研究
 
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10-12 婦人科悪性腫瘍に対する新たな治療法の開発に関する研究

主任研究者 筑波大学臨床医学系 吉川 裕之


研究者氏名、所属および分担研究課題
研究者氏名
所属施設 地位
分担研究課題名
吉川 裕之
筑波大学臨床医学系 教授
婦人科悪性腫瘍に対する新たな治療法の開発に関する研究
恒松 隆一郎
国立がんセンター中央病院 医長
卵巣癌に対する術後化学療法
嘉村 敏治
久留米大学医学部 教授
子宮体癌術後の化学療法・放射線療法および初期子宮体癌の妊孕性温存療法
清水 敬生
財団法人癌研究会附属病院 医長
子宮頸癌ネオアジュバント化学療法
山本 嘉一郎
近畿大学医学部 助教授
子宮頸癌術後の化学療法・放射線療法
西田 敬*1
久留米大学医学部 教授
進行卵巣癌に対するネオアジュバント化学療法
佐藤 信二*2
東北大学医学部 助教授
進行卵巣癌に対するネオアジュバント化学療法
六鹿 正文*3
国立名古屋病院 医員
上皮性卵巣癌に対するPaclitaxel (Taxol)の有用性について
大谷 雅俊*2
国立大阪病院 医員
婦人科悪性腫瘍に対する放射線療法
藤井 恒夫*3
国立呉病院 医長
卵巣癌の癌抑制遺伝子に関する研究
日浦 昌道*2
国立病院四国がんセンター 医長
子宮体癌の高危険群に対する系統的リンパ廓清と補助化学療法の検討
齋藤 俊章
国立病院九州がんセンター 医長
難治性子宮癌に対する術中照射を併用した治療法の開発に関する研究
*1:平成10年4月1日−平成11年3月31日
*2:平成11年4月1日−平成12年3月31日
*3:平成10年4月1日−平成12年3月31日



平成12年度研究報告 研究成果の要旨

進行卵巣癌に対するパクリタキセル、シスプラチン、アドリアマイシンの3剤併用療法の第 I/II 相試験では昨年11月には第 I 相試験の登録を終了し、第 II 相試験の推奨用量を決定した。若年性子宮体癌に対するホルモン療法による妊孕性温存の第 II 相試験の登録は現在15例に達した。15例の治療終了時に中間解析を予定している。子宮頚癌 I/II 期bulkyに対するネオアジュバント化学療法のPhase III studyはプロトコール審査中である。進行卵巣癌に対するNeo-adjuvant Chemotherapy(NAC)の対象を検討する目的で IV 期癌を360例解析し、NAC群は、有意に高年齢、PS不良が多く含まれるにもかかわらず、予後は手術先行群と同等であり、少なくとも IV 期癌はRCTで比較することが適切と判断された。子宮頸癌の肺再発病巣切除症例の予後因子の検討により、肺転移巣が2個まで、扁平上皮癌であることが本手術の適応として妥当であると判断された。

本ページは、研究成果の要旨のみを掲載しております。
詳しい研究報告をご覧になりたい方は、「厚生労働省がん研究助成金による研究報告集 平成12年度」を全国の医学部・医科大学図書館に配布しておりますので、そちらをご利用下さい。



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更新日:2004/12/01