10-16 がん治療におけるIVRの技術向上と標準化に関する研究
 
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10-16 がん治療におけるIVRの技術向上と標準化に関する研究

主任研究者 国立がんセンター東病院 佐竹 光夫


研究者氏名、所属および分担研究課題
研究者氏名
所属施設 地位
分担研究課題名
佐竹 光夫
国立がんセンター東病院 医員
IVRの標準化の為の画像診断の研究
荒井 保明
愛知県がんセンター 部長
がん治療におけるInterventional CT-systemの応用
松井 修
金沢大学医学部 教授
進行癌におけるquality of lifeの改善のためのIVR手技に関する研究
吉岡 哲也
奈良県立奈良病院 部長
肝・胆道系悪性腫瘍に対するIVRの向上と標準化に関する研究
齋藤 博哉
旭川厚生病院 主任医長
進行胆道癌におけるIVRを主体とした集学的治療
中島 康雄
聖マリアンナ医科大学 教授
がん治療におけるIVRの効果とその費用分析


平成12年度研究報告 研究成果の要旨

肝細胞がんに対して超選択的CTAを応用したsubsegmental TAEを行った。この方法は局所療法の精度向上がはかれるとともに、局所制御の予測が可能で他治療との併用の指針にも役立つことが判明した。IVRの新しい手技では経皮的CT透視下胃瘻造設術と永久磁石吻合術について研究した。経皮的CT透視下胃瘻造設術では従来手術でのみ可能であった頚部領域腫瘍による消化管閉塞症例にIVRの手技で胃瘻造設術が施行できるようになった。永久磁石吻合は全く新しい手技で、手術を行わずIVRの手技で吻合を作成するもので、臨床応用に向けて基礎実験を終了した。IVR支援のためCT透視専用穿刺機具を開発し、生検、経皮的アルコール注入等に応用し、より一層の精度向上を目指して改良・改善中である。がんによる閉塞に対するIVRを用いた治療法では悪性胆道閉塞に対する胆道内瘻術へのEMSと悪性腫瘍による気道系の狭窄性病変に対するEMSの応用について検討した。

本ページは、研究成果の要旨のみを掲載しております。
詳しい研究報告をご覧になりたい方は、「厚生労働省がん研究助成金による研究報告集 平成12年度」を全国の医学部・医科大学図書館に配布しておりますので、そちらをご利用下さい。



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更新日:2004/12/01