10-23 共通プロトコールに基づいた膵がん外科的療法の評価に関する研究
 
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10-23 共通プロトコールに基づいた膵がん外科的療法の評価に関する研究

主任研究者 名古屋大学医学部 二村 雄次


研究者氏名、所属および分担研究課題
研究者氏名
所属施設 地位
分担研究課題名
二村 雄次
名古屋大学医学部 教授
局所進行膵がん切除の臨床的意義に関するプロスペクティブ・スタディ
加藤 紘之
北海道大学医学部 教授
局所進行膵がんの積極的切除の安全性に関する研究
高田 忠敬
帝京大学医学部 教授
拡大郭清術式と標準郭清術式の安全性に関するプロスペクティブ・スタディ
木下 平
国立がんセンター東病院 部長
切除不能進行膵がんに対する治療法の開発
川原田 嘉文
三重大学医学部 教授
標準郭清範囲設定に関するプロスペクティブ・スタディ
石川 治
大阪府立成人病センター 部長
拡大郭清範囲設定に関するプロスペクティブ・スタディ


平成12年度研究報告 研究成果の要旨
 
膵がん、特に膵頭部がんに対する拡大手術の意義を客観的に評価するために、手術適応および手術術式を含めた多施設の共通プロトコール案を決定した。プロトコールの概要は、1)対象は膵頭部の浸潤性膵管がん、2)リンパ節・神経叢郭清をほとんど行わない"標準術式"とリンパ節・神経叢の広範囲郭清を行う"拡大手術"の二群を設定しrandomized control studyを行う、3)標準手術、拡大手術とも基本術式は幽門輪温存膵頭十二指腸切除とする、4)標準手術では神経叢郭清は行わず、リンパ節郭清はNo.13、No.17のみとする。5)拡大手術では総肝動脈および上腸間膜動脈神経叢の全周郭清を行い、リンパ節は1群リンパ節の全てと2群リンパ節のちNo.9、14、16を郭清する、というものである。このプロトコールに従って、昨年3月より症例の登録を開始し、現在までに34例の症例を集積しえた。

本ページは、研究成果の要旨のみを掲載しております。
詳しい研究報告をご覧になりたい方は、「厚生労働省がん研究助成金による研究報告集 平成12年度」を全国の医学部・医科大学図書館に配布しておりますので、そちらをご利用下さい。



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更新日:2004/12/01