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主任研究者 国立がんセンター中央病院 野村 和弘 研究者氏名、所属および分担研究課題
*2:平成12年4月1日−平成13年3月31日 平成12年度研究報告 研究成果の要旨 1)標準的治療確立のためには、客観的な手術手技の評価が可能でなければならない。その為の術前ステージング作成のための検討を行った。術前ステージ分類のための検討因子(1)腫瘍の大きさ;T≦1cm、1cm<T≦3cm以内、3cm<T、(2)腫瘍の局在;a)内包、基底核部、b)脳梁、対側に浸潤 c)機能分野にある (運動領、優位半球 Broca、Wernicke、Parietal) とし、これらの組み合わせによってステージ分類を試みた。2)乏突起膠腫の各種治療に対する感受性が高い事が報告されているので、その実態を知るために調査を行った。まず病理診断について中央診断を行い、各施設のものと比較した結果、大きな違いがある事が判明した。そこで本腫瘍の標準的診断基準を作成した。本診断基準を全国の乏突起膠腫の標準とするべく進めている。3)昨年、プロトコールを作成し、開始に踏み切ったACNUの維持療法については、各施設の倫理委員会の通過に時間がかかり、現在の登録数は、悪性星細胞腫17例、膠芽腫5例である。 平成11年度〜12年度総合研究報告 研究成果の要旨 悪性脳腫瘍の標準的治療と研究推進の基盤確立のための1)ACNUの維持療法に関する第3相試験は、各施設の倫理委員会を通過し開始されたが、現在の登録数は、悪性星細胞腫17例、膠芽腫5例である。2)客観的な手術手技の評価の為の術前ステージング作成のための検討を行った。術前ステージ分類のための検討因子(1)腫瘍の大きさ;T≦1cm、1cm<T≦3cm以内、3cm<T、(2)腫瘍の局在;a)内包、基底核部、b)脳梁、対側に浸潤 c)機能分野にある (運動領、優位半球 Broca、Wernicke、Parietal) とし、これらの組み合わせによってステージ分類を試みた。2)乏突起膠腫の各種治療に対する感受性が高い事が報告されているので、その実態を知るために調査を行った。各施設における診断と中央診断とを比較した結果、大きな違いがある事が判明した。そこで本腫瘍における標準的診断基準を作成した。本診断基準を全国の乏突起膠腫の標準とするべく進めている。
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更新日:2004/12/01 |