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主任研究者 栃木県立がんセンター研究所 菅野 康吉 研究者氏名、所属および分担研究課題
*2:平成12年4月1日−平成13年3月31日 平成12年度研究報告 研究成果の要旨 遺伝性腫瘍の遺伝子診断を臨床応用するためには遺伝相談を中心とするクライエントの支援体制の整備が不可欠である。家族性大腸腺腫症(FAP)および遺伝性非ポリポーシス大腸癌(HNPCC)を対象として遺伝相談を前提とした遺伝子検査を実施し、同時に遺伝子検査が被験者に及ぼす心理社会的影響の調査を行う共同研究プロとコールを作成した各施設の倫理委員会の承認後、平成11年12月より全国8施設の参加による多施設共同研究を開始し、平成13年3月までに90例が登録された。さらに本研究では遺伝相談を実施するために必要なカウンセリング用資料の作成、文書、インターネット等を利用した遺伝性腫瘍についての情報提供、がん専門病院において遺伝相談の対象と考えられる症例数の調査、遺伝性腫瘍患者とその家族に対するフォローアップと社会的支援等についての研究を行った。 平成11年度〜12年度総合研究報告 研究成果の要旨 遺伝性腫瘍の遺伝子診断を臨床応用するためには、遺伝相談を中心とする患者支援システムの整備が不可欠である。本研究では全国8施設の参加により家族性大腸腺腫症(FAP)および遺伝性非ポリポーシス大腸癌(HNPCC)を対象として遺伝相談と遺伝子検査を行い、また遺伝子検査が被験者に及ぼす心理社会的影響の調査を行う多施設共同研究を各施設のIRBの承認を得て平成11年12月より開始し、平成13年3月までに90例が登録された。本研究は次期の本研究班においてもそのまま継続される予定である。その他、日本人HNPCC家系の臨床遺伝学的特徴についての研究、遺伝カウンセリングに必要な説明用資料の作成、一般および医療関係者を対象とするインターネットによる遺伝医療と遺伝性腫瘍についての情報提供、がん専門病院における遺伝性腫瘍の拾い上げと一般集団において遺伝カウンセリングの対象となるクライエントを家族歴から推定する試み等についての研究を行った。
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更新日:2004/12/01 |