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主任研究者 東北大学加齢医学研究所 福本 学 研究者氏名、所属および分担研究課題
平成12年度研究報告 研究成果の要旨 傷痍軍人の血管造影剤として投与されたトロトラスト(ト)は、自然α線源であり、肝内胆管がん(ICC)や、血管肉腫(AS)を発症する。ト症CCにおいて、p53変異は非ト症に比して有意に多く、transitionであった。ト症ICCにマイクロサテライト不安定性(MSI)が大きく関与しているが、MSI(+)群はト沈着量が少なく、発がんまでの期間が長い傾向が見られた。放射線二次がんについて全国336 施設にアンケート調査を行った。二次がん症例は頭頚部がんが多く、遺伝子解析用の試料の提供は23施設から可能の回答を得た。DNA損傷の修復分子、グリコシラーゼは核内、ミトコンドリア双方の遺伝子の修復にも関与することを明らかにした。さらにエンドヌクレアーゼIII欠損マウスを作成したが、形質異常は観察されなかった。癌遺伝子と活性酸素は協調して細胞の形質転換に関わることを明らかにした。
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更新日:2004/12/01 |