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主任研究者 東京大学医学部 平井 久丸 研究者氏名、所属および分担研究課題
平成12年度研究報告 研究成果の要旨 AML1/Evi-1を形成するEvi-1はCtBPを介してヒストン脱アセチル化酵素をリクルートすることによりSmad3複合体の転写活性を抑制し、TGFβシグナルを抑制すると考えられた。マウス骨髄細胞から精製されるAML1複合体の中にはp300/CBP、mSin3A、MOZが含まれ、MOZはAML1の転写コアクチベーターとして機能することを明らかにした。AML1はユビキチン/プロテアソーム系により分解され、AML1のユビキチン化はPEBP2βとの二量体形成により阻害されることを見出した。AML1遺伝子のruntドメイン領域における遺伝子変異はAML1の機能異常をもたらし、前白血病状態であるMDSの発症に関与すると考えられた。核においてPEBP2β-SMMHCキメラ蛋白がAML1蛋白と共局在することが白血病発症に重要であることが示された。AML1アイソフォームの発現パターンと正常造血や白血病細胞における生物活性との関連を明らかにした。
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更新日:2004/12/01 |