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主任研究者 慶應義塾大学医学部 渡邊 昌彦 研究者氏名、所属および分担研究課題
平成12年度研究報告 研究成果の要旨 大腸がんにおけるcyclooxygenase 2(COX-2)発現が血管新生因子産生と関連し、肝転移と相関する予後因子であることを証明した。卵巣明細胞腺がんは子宮内膜症病変から産生されるTGFβ1によって増殖が抑制され、がん細胞のTbRII発現が予後因子となることを示した。ゲノムワイドなDNAメチル化はがん化の早期におこり、発がん高危険群を選別するマーカーであることを見出した。膵がん浸潤先進部のマトリライシンの発現は悪性度と相関することを明らかにした。食道がんの悪性度マーカーとしてMMP-7とMT1-MMPが有用で、これらがMMP活性化機構の最上流に位置することを明らかにした。がん細胞の無血清培養液から質量分析計を用い、がん特異的な微量な低分子ペプチドを網羅的に検出する方法を確立した。胆道系がんにおいてCEAとMG遺伝子の併用が分子生物学的リンパ節転移診断の指標となることを明らかにした。
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更新日:2004/12/01 |