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主任研究者 国立がんセンター中央病院 梅田 透 研究者氏名、所属および分担研究課題
平成12年度研究報告 研究成果の要旨 全国悪性軟部腫瘍登録については登録表、システムの改変を行った。基礎研究と基礎研究の臨床応用では滑膜肉腫患者の血液中における融合遺伝子が形成するタンパクを標的とするT-リンパ球の分離が行われた。融合遺伝子による実地臨床診断としては血液、組織中の融合遺伝子の同定による病期診断の可能性が示された。外科治療では手術単独例の治療成績が示された。主要神経切除では坐骨神経切除後の歩行解析を用いた患肢機能は歩幅、歩行速度が切断より劣るも患者の満足度は良好であった。動静脈の再建により患肢を温存例の合併症は少なく、良好な患肢が得られた。化学療法については進行軟部肉腫に対する多施設臨床第2相試験の登録症例は21例となった。進行例に対する治療として軟部肉腫孤立性肺転移に対する切除例の5年生存率は52.3%であった。切除不能な進行軟部肉腫に対して選択的動脈注入療法により腫瘍縮小効果が得られ切除可能となる例がみられた。
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更新日:2004/12/01 |