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主任研究者 国立がんセンター中央病院 西條 長宏 研究者氏名、所属および分担研究課題
*2:平成12年6月1日−平成14年3月31日 *3:平成12年4月1日−平成12年6月30日 *4:平成12年7月1日−平成14年3月31日 平成13年度研究報告 研究成果の要旨 胸腔内細胞陽性非細胞がん切除例に対するhypotonicシスプラチン処理の有無の比較試験を行った(JCOG9403)。初再発としてのがん性胸膜炎の出現頻度はシスプラチン投与により低下したが両群の生存期間には差を認めなかった。cN2非小細胞がんに対する術前放射線化学療法の検討(JCOG9805)では6例エントリー中2例に治療関連死を認め症例集積を中止した。ED小細胞がんに対する同じ抗がん剤を用いた2通りの併用化学療法スケジュールによる比較試験の結果(JCOG9902-DI)、奏効率、有毒事象の頻度に差を認めなかった。LD-小細胞がんに対する1コースのEP療法と放射線治療後イリノテカン+シスプラチンを投与する治療法はfeasibleであり抗腫瘍効果も高かった。切除不能局所進行非小細胞がんに対する放射線化学療法の意義をJCOGプロトコールに入った症例につきretrospectiveに解析した。MSTは16.1カ月、5年生存率は14.4%であった。 平成11年〜13年度総合研究報告 研究成果の要旨 進展型小細胞がんに対しCPT-11 + cisplatinの併用は従来の標準的治療であるVP-16+cisplatin併用療法よりも優れた治療成績を示した(JCOG9511)進展型小細胞がんに対しCPT-11+VP-16+cisplatinを用いた毎週投与及び3週間隔投与の2通りの併用化学療法スケジュールによる比較試験の結果、奏効率、有害反応の頻度に差を認めなかったが生存期間では3週間隔投与の場合の方が良好な傾向であった(JCOG9902-DI)。限局型小細胞がんに対する1コースのEP療法と、放射線治療終了後CPT-11 + cisplatinを投与する治療法はfeasibleであり抗腫瘍効果も高かった。肺小細胞がん(病理病期 I, II, IIIA)に対する術後化学療法のfeasibilityと予後を検討した登録52症例中5年生存率はpI, II, III期でそれぞれ77%、38%、39%でI期例が有意に良好であった。pN2肺非小細胞がんに対する術後化学療法の延命効果は証明されなかった(JCOG9304)。またcN2肺非小細胞がんに対する術前化学療法の効果も証明されなかった(JCOG9209)。JCOG9304に登録された症例におけるP53遺伝子異常はN2肺がん術後補助化学療法効果に影響を与えなかった(JCOG9304A)、がん性胸膜炎に対するブレオマイシン vs OK-432 vs VP-16 + cisplatinの第II相比較試験ではOK-432投与群における局所制御率が良好であった。 平成12年度研究成果の要旨
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更新日:2004/12/01 |