11指-3 消化器悪性腫瘍に対する標準的治療確立のための多施設共同研究
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主任研究者 国立がんセンター東病院 吉田 茂昭
研究者氏名、所属および分担研究課題
研究者氏名 所属施設 地位 |
分担研究課題名 |
吉田 茂昭 国立がんセンター東病院 副院長
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消化器がんの標準的治療の研究およびその総括 |
大津 敦 国立がんセンター東病院 医長 |
消化器がんに対する化学療法の研究 |
白尾 国昭 国立がんセンター中央病院 医長 |
消化器がんに対する化学療法の研究 |
斉藤 博
山形県立中央病院 部長 |
消化器がんに対する化学療法の研究 |
兵頭 一之介 国立病院四国がんセンター 医長 |
消化器がんに対する化学療法の研究 |
山道 昇 福井県立病院 医長 |
消化器がんに対する化学療法の研究 |
池田 宣聖*1 三豊総合病院
医長 |
消化器がんに対する化学療法の研究 |
吉岡 孝志*2 東北大学加齢医学研究所付属病院
講師
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消化器がんに対する化学療法の研究 |
山尾 剛一*3
財団法人癌研究会附属病院 医員 |
消化器がんに対する化学療法の研究 |
畠 清彦*4 財団法人癌研究会附属病院
部長 |
消化器がんに対する化学療法の研究 |
岩瀬 弘明*5 国立名古屋病院
医長 |
消化器がんに対する化学療法の研究 |
小泉 和三郎*6 北里大学東病院
講師 |
消化器がんに対する化学療法の研究 |
安藤 暢敏 東京歯科大学市川総合病院 教授
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食道がんの集学的治療の研究 |
井手 博子 東京女子医科大学 教授 |
外科療法を中心とした食道癌の集学的治療の研究 |
石田 薫 岩手医科大学 助教授 |
食道がんの集学的治療の研究 |
篠田 雅幸 愛知県がんセンター 部長 |
食道がんの集学的治療の研究 |
西巻 正 新潟大学医学部 講師 |
食道がんの集学的治療の研究 |
青山 法夫 神奈川県立がんセンター 部長 |
食道がんの集学的治療の研究 |
渡辺 寛*1 国立がんセンター中央病院 部長 |
食道がんの集学的治療の研究 |
加藤 抱一*2 国立がんセンター中央病院
部長 |
食道がんの集学的治療の研究 |
笹子 充 国立がんセンター中央病院 部長 |
胃がんの集学的治療の研究 |
木下 平 国立がんセンター東病院 部長 |
胃がんの集学的治療の研究 |
荒井 邦佳 東京都立駒込病院 部長 |
進行胃がんに対する外科的集学的治療の研究 |
本橋 久彦*1*4 神奈川県立がんセンター
病院長 |
進行胃がんに対する外科的集学的治療の研究 |
小寺 泰弘*7 愛知県がんセンター
医長 |
進行胃がんに対する外科的集学的治療の研究 |
平塚 正弘*3 大阪府立成人病センター
医長 |
進行胃がんに対する外科的集学的治療の研究 |
谷川 允彦*4 大阪医科大学
教授 |
進行胃がんに対する外科的集学的治療の研究 |
梨本 篤*1 県立がんセンター新潟病院 部長 |
進行胃がんに対する外科的集学的治療の研究 |
辻仲 利政*2 国立大阪病院
部長 |
進行胃がんに対する外科的集学的治療の研究 |
小堀 鴎一郎*1 国立国際医療センター
副院長 |
進行胃がんに対する外科的集学的治療の研究 |
井上 暁*2 東京都立墨東病院
医長 |
進行胃がんに対する外科的集学的治療の研究 |
*1:平成11年4月1日−平成12年3月31日
*2:平成12年4月1日−平成14年3月31日
*3:平成11年4月1日−平成13年3月31日
*4:平成13年4月1日−平成14年3月31日
*5:平成11年4月1日−平成12年6月30日
*6:平成12年7月1日−平成14年3月31日
*7:平成12年4月1日−平成13年3月31日
平成13年度研究報告 研究成果の要旨
前年度より登録を開始したJCOG9907(切除可能進行食道がんに対する術前対術後科学療法の比較試験)と、JCOG9912(切除不能胃がんに対する化学療法の三群比較試験)の二本の第III相試験は、特段の問題なく症例を登録中である。また、前年より登録開始した3本の第II相試験のうち、進行胃がんに対する術前化学療法(JCOG0001,0002)の2本は順調に症例を集積中であり、StageII、III食道がんに対する術前化学療法(JCOG9906)は本年3月に予定症例数に達し、登録終了となった。また、前年3月に1回目の解析を終了し、引き続き経過追跡を続行することとなった。JCOG9703(転移性大腸がんに対するCPT-11
+ 5-FU持続性静脈療法の第II相試験)は本年7月に最終解析結果が確定した。奏効率は45%、1年生存率は62.5%、50%生存期間は484.5日と、予想を超える良好な治療成績が得られた。
平成11年〜13年度総合研究報告 研究成果の要旨
過去3年間に当班の臨床試験で得られた主な結論は以下の通りである。1)T4又はM1-LYM進行食道がんの標準的治療は放射線化学療法である(JCOG9516)。2)Stage
I 食道がんに対する放射線化学療法のCR(病変消失)率は97%(70/72)ときわめて高く、今後は外科切除との比較が求められる(JCOG9708)。3)術中、肉眼的にリンパ節転移陽性、奬膜浸潤陰性と判断される胃がんの標準的治療は手術単独療法である(JCOG9206-1)。4)切除不能胃がんの標準的化学療法は5-FU単独療法である(JCOG9205)。5)転移性大腸がんに対する
CPT-11 + 5-FU持続静注療法の治療成績は欧米で最も良好とされているCPT-11 + 5-FU + Lvの三剤併用療法に匹敵しており、Lvを加える意義につき更に検討が必要である(JCOG9703)。なお、当該期間中に登録を開始したJCOG9907(切除可能進行食道がんに対する術前対術後化学療法の比較試験)と、JCOG9912(切除不能胃がんに対する化学療法の三群比較試験)の二本の第III相試験は共に順調に症例登録中である。
平成12年度研究成果の要旨
本ページは、研究成果の要旨のみを掲載しております。
詳しい研究報告をご覧になりたい方は、「厚生労働省がん研究助成金による研究報告集 平成13年度」を全国の医学部・医科大学図書館に配布しておりますので、そちらをご利用下さい。 |
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