10-7 頭頸部がんの頸部リンパ節転移に対する標準的治療法の確立に関する研究
 
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10-7 頭頸部がんの頸部リンパ節転移に対する標準的治療法の確立に関する研究

主任研究者 東京医科歯科大学 岸本 誠司


研究者氏名、所属および分担研究課題
研究者氏名
所属施設 地位
分担研究課題名
岸本 誠司
東京医科歯科大学 教授
頸部リンパ節転移に対する標準的治療法の確立に関する研究
鎌田 信悦
財団法人癌研究会附属病院 部長
機能保存的頚部郭清の適応
苦瓜 智彦
財団法人癌研究会附属病院 医長
中咽頭癌の単発リンパ節転移の治療
鈴木 晴彦
千葉県がんセンター 部長
頭頸部がん治療における各種頸部郭清術の適応に関する研究
林崎 勝武
千葉県がんセンター 部長
中咽頭がんの頚部リンパ節転移に対する標準的頚部郭清術の確立に関する研究
吉積 隆
群馬県立がんセンター 部長
咽頭癌頸部リンパ節転移の治療の検討*1
頚部郭清術-適正な郭清範囲と機能温存術式の研究*2
毛利 光宏
神戸大学医学部 講師
下咽頭癌の頸部リンパ節転移
林 隆一
国立がんセンター東病院 医長
梨状陥凹がんにおける健側頚部転移
斉川 雅久
国立がんセンター東病院 医長
下咽頭がんの頚部リンパ節転移に対する標準的治療法の確立
西嶌 渡
埼玉県立がんセンター 医長
形態学から見た頸部リンパ節転移の拡がり
*1:平成13年4月1日−平成14年3月31日
*2:平成12年4月1日−平成13年3月31日



平成13年度研究報告 研究成果の要旨

頸部郭清術の標準化をめざし以下のような成果を得た。 1)舌・声門がんについては、プロトコールをもとに集積した症例の1,2年目の追跡調査を行った。その結果、プロトコールに基づく頸部郭清術の妥当性が明らかになったが、舌がんにおけるN0症例の予防的郭清術の適応、健側頸部の取り扱いについては今後検討すべきと考えられた。 2)下咽頭・声門上がんについては標準的頸部郭清術のプロトコール作成して症例を集積、さらに1年目の追跡調査を行った。声門上がんについてプロトコールは妥当なものと考えられたが、下咽頭がんについては既に28%の症例に頸部再発が認められており、郭清範囲の拡大、手術以外の治療法の導入なども新たに検討すべきと考えられた。 3)中咽頭がんについては昨年度作成したプロトコールをもとに66症例が登録された。分担研究では(1)中咽頭がんにおけるリンパ節転移の病態、(2)下咽頭がんにおけるリンパ節転移の病態についての研究が行われた。


平成12年〜13年度総合研究報告 研究成果の要旨

頸部郭清術の標準化をめざし以下のような成果を得た。 1)舌・声門がんについては、プロトコールをもとに集積した症例の2年目の追跡調査を行った。その結果、プロトコールに基づく頸部郭清術の妥当性が明らかになったが、舌がんにおけるN0症例の予防的郭清術の適応、健側頸部の取り扱いについては今後検討すべきと考えられた。 2)下咽頭・声門上がんについては標準的頸部郭清術のプロトコール作成して症例を集積、さらに1年目の追跡調査を行った。声門上がんについてプロトコールは妥当なものと考えられたが、下咽頭がんについては既に28%の症例に頸部再発が認められており、郭清範囲の拡大、手術以外の治療法の導入なども新たに検討すべきと考えられた。 3)中咽頭がんについては昨年度作成したプロトコールをもとに66症例が登録された。分担研究では(1)中咽頭がんにおけるリンパ節転移の病態、(2)下咽頭がんにおけるリンパ節転移の病態についての研究が行われた。

平成12年度研究成果の要旨

本ページは、研究成果の要旨のみを掲載しております。
詳しい研究報告をご覧になりたい方は、「厚生労働省がん研究助成金による研究報告集 平成13年度」を全国の医学部・医科大学図書館に配布しておりますので、そちらをご利用下さい。



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更新日:2004/12/01