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主任研究者 国立がんセンター中央病院 佐竹 光夫
研究者氏名、所属および分担研究課題
*2:平成13年9月1日−平成14年3月31日 平成13年度研究報告 研究成果の要旨 IVRの新しい手技の開発とがんの様々な病態に対する臨床応用として、悪性腫瘍による椎体転移の疼痛に対し、侵襲が少なく即効性の疼痛緩和効果のある経皮的椎体形成術について研究した。経皮的椎体形成術の臨床応用において疼痛が緩和される症例群と緩和されるが疼痛が残存する症例群が存在することが明らかとなり治療効果に影響を与える因子を解析した。これは進行癌におけるquality of life の改善のための他治療との併用を考慮するうえで重要である。IVR支援のための機器の新しい応用として、肝腫瘍に対する経皮的ラジオ波焼灼療法をIVR-CT system を用いて経皮的画像誘導下に臨床応用し、良好な成績が得られた。進行胆道癌におけるIVRを主体とした集学的治療では悪性胆道閉塞に対す胆道内瘻化をEMSを用いた症例に放射線治療を併用した。腔内照射を併用した症例群では従来の放射線治療や非切除術の成績と比較し良好で統計学的な有意差を認めた。 平成12年〜13年度総合研究報告 研究成果の要旨 IVRの手技を用いた局所療法の精度向上として、動注化学療法の手技の簡便化と治療の長期継続および合併症の回避のための新しいカテーテルを考案し臨床応用した。手技の簡便化は患者の侵襲軽減ばかりでなくIVR治療の対費用効果の改善に寄与する可能性が示唆された。IVRの新しい手技の開発とがんの様々な病態に対する臨床応用として、悪性腫瘍による椎体転移の疼痛に対し、侵襲が少なく即効性の疼痛緩和効果のある経皮的椎体形成術について研究した。経皮的椎体形成術の臨床応用において疼痛が緩和される症例群と緩和されるが疼痛が残存する症例群が存在することが明らかとなり治療効果に影響を与える因子を解析した。さらに磁石同士の吸着力、保磁力で管腔壁を固着させ、固着された管腔壁を子磁石が親磁石側に貫通して吻合を作成する永久磁石吻合術の臨床応用に向けての基礎実験を行い、永久磁石吻合術の担がん状態における応用についても研究した。 平成12年度研究成果の要旨
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更新日:2004/12/01 |