10-25 消化管悪性リンパ腫に対する非外科的治療の適応と有効性の評価に関する研究
 
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10-25 消化管悪性リンパ腫に対する非外科的治療の適応と有効性の評価に関する研究

主任研究者 国立がんセンター東病院 大津 敦


研究者氏名、所属および分担研究課題
研究者氏名
所属施設 地位
分担研究課題名
大津 敦
国立がんセンター東病院 医長
消化管悪性リンパ腫に対する非外科的治療の適応と有効性の評価に関する研究
片井 均
国立がんセンター中央病院 医員
胃悪性リンパ腫に対する外科手術の再評価に関する研究
横井 太紀雄*1
愛知医科大学 講師
消化管悪性リンパ腫の病理組織診断からみた治療効果に関する研究
谷田部 恭*2
愛知県がんセンター 医長
消化管悪性リンパ腫の病理組織診断からみた治療効果に関する研究
宮田 佳典
厚生連佐久総合病院 医長
Stage I-II 胃悪性リンパ腫に対する非外科的治療の確立に関する研究
高木 敏之
千葉県がんセンター 部長
Stage I-II 胃悪性リンパ腫に対する化学療法の評価に関する研究
玉木 義雄
群馬県立がんセンター 部長
胃悪性リンパ腫に対する放射線治療の適応に関する研究
西崎 朗
兵庫県立成人病センター 医長
胃悪性リンパ腫に対する有効な治療法の確立に関する研究
服部 満美子
国立名古屋病院 医師
びまん性リンパ腫におけるBcl10遺伝子のRNAおよびDNAでの遺伝子変異とその臨床的意義に関する研究
*1:平成12年4月1日−平成13年3月31日
*2:平成13年4月1日−平成14年3月31日



平成13年度研究報告 研究成果の要旨

本研究班の主目的は、消化管悪性リンパ腫に対する非外科的治療法の protocol studyを作成・遂行しその適応と有効性を客観的に評価することにある。平成10年度に当研究班参加予定4施設での過去の限局期胃悪性リンパ腫の検討を行い、現状を把握。胃low-grade MALTと胃aggressive リンパ腫の2つのプロトコールに分け、前者は除菌療法±放射線照射、後者は化学療法+放射線照射とした。平成11年度には種々の討議を経て、両プロトコールとも参加施設の倫理審査委員会での承認を得て登録を開始した。平成12・13年度は症例の登録を着実に進め、平成14年3月末現在low-grade MALT 96例、aggressive 42例と目標症例数の3分の2を越える登録を得た。登録開始1年目・1年半目に行った中間解析では、両試験とも試験全体にかかわる問題例の発生はなく試験継続。その後も13年12月の解析時点まで治療効果・安全性ともほぼ予想通りで順調に経過しており、初期治療効果・安全性とも満足すべき結果が得られている。


平成12年〜13年度総合研究報告 研究成果の要旨

本研究班の主目的は、消化管悪性リンパ腫に対する非外科的治療法の prospective studyを作成・遂行しその適応と有効性を客観的に評価することにある。平成10年度に当研究班参加予定4施設での過去の限局期胃悪性リンパ腫の検討を行い現状を把握。low-grade MALTとaggressive リンパ腫の2つのプロトコールに分け、前者は除菌療法±放射線照射、後者は化学療法+放射線照射とした。平成11年度には種々の討議を経て参加施設の倫理審査委員会の承認を得て登録を開始、平成12・13年度は症例の登録を着実に進め平成14年3月末現在low-grade MALT 96例、aggressive 42例と目標症例数の3分の2を越える登録を得た。登録開始1年目・1年半目に行った中間解析では両試験とも問題例の発生はなく試験継続。平成13年12月の解析時点まで治療効果・安全性ともに略予想通りで順調に経過し、初期治療効果・安全性とも満足すべき結果が得られた。本研究を通じ本邦での内視鏡・病理診断基準、放射線照射法の統一化・普及等に多大な貢献をしている。

平成12年度研究成果の要旨

本ページは、研究成果の要旨のみを掲載しております。
詳しい研究報告をご覧になりたい方は、「厚生労働省がん研究助成金による研究報告集 平成13年度」を全国の医学部・医科大学図書館に配布しておりますので、そちらをご利用下さい。



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更新日:2004/12/01