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主任研究者 国立がんセンター 落合 淳志 研究者氏名、所属および分担研究課題
平成13年度研究報告 研究成果の要旨 本年度は、がん間質を標的治療の対象である血管新生機構、間質分解阻害機構およびHGF阻害によるがん抑制について検討し、以下のことを明らかにした。 1)ヒト肺腺がんのリンパ節転移とMMPの活性化との間に有意な相関を認めた。成人ヒト骨および肺組織を移植動物モデルを作製し、ヒト前立腺がん細胞が骨組織特異的に造骨性転移を示すことを示した。 2)抗VEGF抗体を用いたがん抑制はVEGF産生腫瘍に限られることを明らかにした。 3)VEGF165はCTGFと結合と2箇所で特異的結合し、またCTGFはVEGF165への結合により血管新生を阻害することを示した。 4)HST-1/FGF-4は精巣においても細胞間相互作用を促進し生殖細胞を保護し、環境因子による男性不妊症などの新たな治療法になりうると考えられた。 5)ヒト膵がん培養細胞株同所性移植動物モデルを用いてNK4による制がん作用を検討し、NK4の制がん効果がHGFアンタゴニストと血管新生阻害によることを示した。 平成12年度研究成果の要旨
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更新日:2004/12/01 |