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主任研究者 国立がんセンター中央病院 淺村 尚生 研究者氏名、所属および分担研究課題
平成13年度研究報告 研究成果の要旨 神経内分泌学的な特性をもった肺がん(小細胞がん,カルチノイド腫瘍,大細胞神経内分泌がん)の臨床病理学的な特性を解析し新しい至適治療方法の開発を行った。本研究班では対象とする腫瘍が比較的稀な腫瘍であること。疾患単位としての認識がされるようになってから日が浅いこと等から、各施設で経験された380症例を集積し、病理中央診断によってその診断を確定し、臨床病理像の解析を進めた。病理診断医6名による病理中央診断では、特に小細胞がんと大細胞神経内分泌がんの鑑別で不一致となる症例も多く、従来の診断基準ではいずれの範疇にも分類できない神経内分泌がんが存在することが明らかとなった(高悪性度神経内分泌がん)。また、個々の神経内分泌腫瘍についてもその特性が明らかになった。特に、大細胞神経内分泌癌については、ほぼ小細胞がんと同様の予後であり、すなわちこの腫瘍が分類される非小細胞がんよりも予後不良であり、今後の肺がん組織分類について再検討の必要性を示唆する結果となった。 平成12年度研究成果の要旨
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更新日:2004/12/01 |