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主任研究者 東京医科歯科大学医学部 水谷 修紀 研究者氏名、所属および分担研究課題
平成13年度研究報告 研究成果の要旨 小児白血病の臨床病態を明らかにするために、全国実態調査を実施してきた。1991.1からの10年間に3,561例が登録され、そのうちAMLは25.7%であった。小児AML共通プロトコール(ANLL91)で治療した症例の解析結果から、新しいいくつかの課題があげられた。ALL治療研究については、2年健存率からPh1-ALL, 11q23, Mixed ALLなどがhigh riskと考えられた。1985〜95年10年間の de novo の小児白血病に伴う二次性白血病について一次腫瘍別に二次性白血病/MDSのFAB分類を見ると、ALLからMDSとM5が多く発生し, NHLからはMDS, M4, M5が多く発症していた。乳児白血病の解析を行い、多様な機構によりMLL再構成が生じていることが判明した。T(X;11)乳児AMLのXq24よりSEPTIN6 遺伝子を単離した。乳児白血病患者由来正常細胞では、染色体の不安定性を示しており、乳児白血病の遺伝的背景を示唆する所見を見つけた。 平成12年〜13年度総合研究報告 研究成果の要旨 小児白血病の臨床病態を明らかにするために、全国実態調査を実施してきた。1991.1からの10年間に3,561例が登録され、そのうちAMLは25.7%であった。小児AML共通プロトコール(ANLL91)で治療した症例の解析結果から、新しいいくつかの課題があげられた。ALL治療研究については、2年健存率からPh1-ALL, 11q23, Mixed ALLなどがhigh riskと考えられた。1985〜95年10年間の de novo の小児白血病に伴う二次性白血病について一次腫瘍別に二次性白血病/MDSのFAB分類を見ると、ALLからMDSとM5が多く発生し, NHLからはMDS, M4, M5が多く発症していた。乳児白血病の解析を行い、多様な機構によりMLL再構成が生じていることが判明した。T(X;11)乳児AMLのXq24よりSEPTIN6 遺伝子を単離した。乳児白血病患者由来正常細胞では、染色体の不安定性を示しており、乳児白血病の遺伝的背景を示唆する所見を見つけた。小児ホジキン病の遺伝的要因としてATM遺伝子の変異を示唆する所見を得た。 平成12年度研究成果の要旨
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更新日:2004/12/01 |