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主任研究者 国立がんセンター中央病院 梅田 透 研究者氏名、所属および分担研究課題
平成13年度研究報告 研究成果の要旨 成人軟部肉腫193例についてMIB-1による悪性度評価法でMIB-1 gradeは予後と相関した。軟部腫瘍に特有な融合遺伝子の発現と臨床病理診断につき105例の検討を行い、87例(83%)の一致が得られた。滑膜肉腫患者の血液中の融合遺伝子の同定が行われ、肺転移の推移を反映した。頻度の多い悪性線維性組織球種(MFH)、M0N0123例の1施設での治療成績(5年生存率)を検討すると補助化学療法あり(32例)で63.6%、補助化学療法なし(91例)で68.1%であった。進行軟部肉腫に対する臨床第2相試験(38例)における化学療法の効果はPR36%、NC36%、PD28%であった。軟部肉腫肺転移に対する切除例は 60例であり、孤立性転移切除例の5年生存率は52.3%であった。切除転移数2ヶ以上の5年生存率は38.9%であった。滑膜肉腫患者16例のうち転移の既往のある67%の例で末梢血液中にSYT-SSXペプチドと反応するT-リンパ球が分離され、滑膜肉腫細胞株に対する障害活性を示した。 平成12年〜13年度総合研究報告 研究成果の要旨 成人軟部肉腫193例についてMIB-1による悪性度評価法でMIB-1 gradeは予後と相関した。軟部腫瘍に特有な融合遺伝子の発現と臨床病理診断につき105例の検討を行い、87例(83%)の一致が得られた。滑膜肉腫患者の血液中の融合遺伝子の同定が行われ、肺転移の推移を反映した。頻度の多い悪性線維性組織球種(MFH)、M0N0123例の1施設での治療成績(5年生存率)を検討すると補助化学療法あり(32例)で63.6%、補助化学療法なし(91例)で68.1%であった。進行軟部肉腫に対する臨床第2相試験(38例)における化学療法の効果はPR36%、NC36%、PD28%であった。軟部肉腫肺転移に対する切除例は 60例であり、孤立性転移切除例の5年生存率は52.3%であった。切除転移数2ヶ以上の5年生存率は38.9%であった。滑膜肉腫患者16例のうち転移の既往のある67%の例で末梢血液中にSYT-SSXペプチドと反応するT-リンパ球が分離され、滑膜肉腫細胞株に対する障害活性を示した。 平成12年度研究成果の要旨
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更新日:2004/12/01 |