13指-3 本邦におけるがん医療の適正化に関する研究
 
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13指-3 本邦におけるがん医療の適正化に関する研究

主任研究者 静岡県立静岡がんセンター 山口 建


研究者氏名、所属および分担研究課題
研究者氏名
所属施設 地位
分担研究課題名
山口 建
静岡県立静岡がんセンター 総長
がん医療の標準化とその普及に関する研究
濃沼 信夫
東北大学大学院医学系研究科 教授
がん医療資源の有効活用に関する研究
山口 直人
東京女子医科大学衛生学 教授
わが国のがん対策の将来像に関する研究
柿川 房子
神戸大学医学部 教授
患者と医療関係者におけるコミュニケーションに関する研究
鮎澤 純子
九州大学大学院医学研究院 助教授
患者代表等の新しい病院職種の有用性に関する研究


平成14年度研究報告 研究成果の要旨

我が国では、がん患者数の増加、告知の普遍化、患者・家族の医学的知識、消費者意識の向上が相まって、"がんの時代"が訪れようとしているが、この時代を乗り切るための方策を検討するのが、本研究班の目的である。がんの一次予防に有効な生活習慣を改善することによりハイリスク集団を40歳までに半減できた場合の生涯がん罹患確率の減少効果は、男15%、女10%と予測され、当面のがん罹患者数の増加を食い止めるまでの効果は期待できず、検診の充実、早期治療施設の整備が必須であることが示された。一方、良質のがん医療の提供に関し、患者の立場にたち、患者の権利や利益を守ることを目指し、組織上、病院からは独立し、看護師、メディカルソーシャルワーカーがPatient Consumer Advocacyとして活動する常設の"がんよろず相談・電話相談"を実施したところ、相談が月間450件以上、患者側からの意見、苦情も月間60件を超え、このような組織のニーズが高まっていることが示された。

平成13年度研究成果の要旨

本ページは、研究成果の要旨のみを掲載しております。
詳しい研究報告をご覧になりたい方は、「厚生労働省がん研究助成金による研究報告集 平成14年度」を全国の医学部・医科大学図書館に配布しておりますので、そちらをご利用下さい。



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更新日:2004/12/01