14-15 頭頸部がんに対する放射線化学療法の適応と有効性の評価に関する研究
 
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14-15 頭頸部がんに対する放射線化学療法の適応と有効性の評価に関する研究

主任研究者 愛知県がんセンター 不破 信和


研究者氏名、所属および分担研究課題
研究者氏名
所属施設 地位
分担研究課題名
不破 信和
愛知県がんセンター 部長
頭頸部がんに対する放射線治療と化学療法の交替療法と同時併用療法との比較試験
鹿野 真人
福島県立医科大学 助教授
頭頸部がんN3リンパ節に対する放射線化学療法の最適治療の研究
西條 茂
宮城県立がんセンター 部長
超選択的動注療法を併用した喉頭がんT3の放射線化学療法
家根 旦有
奈良県立医科大学 助教授
頭頸部がんに対する放射線化学療法の先行指標に関する研究
河島 光彦
国立がんセンター東病院 医長
下咽頭・喉頭がんに対する放射線化学療法の有用性の評価に関する研究
戸板 孝文
琉球大学医学部 助教授
頭頸部扁平上皮がんに対する放射線化学療法:臨床第I/II層試験
明神 美弥子
国立札幌病院 医長
加速分割照射を取り入れた化学放射線治療の初期治療成績
山本 道法
国立病院呉医療センター 医長
頭頸部がんに対する放射線化学療法の適応グループの検討開発の検討
藤井 博文
栃木県立がんセンター 医長
頭頸部がんにおける亜部位別の放射線併用時における適当な化学療法の選択、投与方法の研究


平成14年度研究報告 研究成果の要旨

研究成果の要旨は以下の3点である。
1.我が国で開発されたCDDPの新規抗癌剤であるnedaplatinはin vivoにおいて5FUとの投与順序が抗腫瘍効果のみでなく、有害事象に大きく左右するとされている。再発例を対象に最適な投与順序とnedaplatinの至適投与量について検討する臨床試験を立案した。現在の登録数は12例である。
2.高齢化社会を迎え、今後増加が予想される高齢者頭頸部癌患者の喉頭温存率の向上を目指し、taxotereを放射線増感剤として用いる喉頭癌、下咽頭癌を対象としたphase II studyを立案した。
3.現在、班員の所属する数施設で行っている上咽頭癌に対する放射線と化学療法の交替療法は陽性結果が出つつある。本治療法を基本にphase II studyとしての臨床試験を立案した。本臨床試験への参加予定施設数は30〜35施設になる予定であり、我が国で初めての大規模臨床試験になる予定である。

本ページは、研究成果の要旨のみを掲載しております。
詳しい研究報告をご覧になりたい方は、「厚生労働省がん研究助成金による研究報告集 平成14年度」を全国の医学部・医科大学図書館に配布しておりますので、そちらをご利用下さい。



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更新日:2004/12/01