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主任研究者 国立栃木病院 山崎 晋
研究者氏名、所属および分担研究課題
*2:平成15年9月1日−平成16年3月31日 平成15年度研究報告 研究成果の要旨 わが国の臓器がん登録は、国際的に見て、他に類を見ないほど充実しているが、更なる発展を求めて研究が行われた。本年度も各学会で作業が継続されているが、幾つか問題点がある。(1)「疫学研究に関する倫理指針」に適合するように研究体制を改変すること、(2)電子データによる登録が試行されているが、機器の規格が不統一であることのために、登録データの有効率が低いこと、(3)悪性腫瘍では長期予後の追跡が極めて重要であるが、長期予後捕捉率が低いこと、(4)登録項目設定の基礎となる「がんのステージ分類」は、登録で得られるデータが国際的に通用するために、出来る限り国際的なステージ分類、即ちUICC-TNM分類に準拠するように努めているが、TNM分類の改定間隔が短く、国内のがん登録体制が追いつかない、などを指摘したい。本年度は(1)について、国立がんセンターの倫理審査委員会を一括受審する態勢が整った。(2)、(3)については一朝一夕に解決できる問題ではなく、徐々に改善させる努力が必要である。(4)については、TNM分類日本代表の提言が採択され、今後の改定間隔は7年となった。
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更新日:2004/12/01 |