14-2 地域がん登録精度向上と活用に関する研究
 
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14-2 地域がん登録精度向上と活用に関する研究

主任研究者 大阪府立成人病センター 津熊 秀明


研究者氏名、所属および分担研究課題
研究者氏名
所属施設 地位
分担研究課題名
津熊 秀明
大阪府立成人病センター調査部 課長
地域がん登録精度向上と活用に関する研究
渋谷 大助
宮城県対がん協会がん検診センター 所長
宮城県がん登録の精度向上と活用に関する研究
松田 徹
山形がん・生活習慣病センターがん対策部 部長
胃・大腸がんの臨床進行度分布と生存率に関する研究
小越 和栄
県立がんセンター新潟病院がん登録室 参与
新潟県のがん登録を利用した検診評価及び疫学的利用に関する研究
三上 春夫
千葉県がんセンター研究局疫学研究部 部長
地域がん登録の多面的活用と周知に関する研究
金子 聰
国立がんセンターがん予防・検診研究センター 室長
数学モデルに基づく全国および地域のがん罹患率
宮松 篤
神奈川県立がんセンター臨床研究所 技幹
地域がん登録の精度向上と利用法に関する研究
藤田 学
社会保険勝山病院 副院長
福井県がん登録の精度向上と利用法に関する研究
田島 和雄
愛知県がんセンター研究所疫学・予防部 部長
愛知県がん登録の精度向上と活用に関する研究
岸本 拓治
鳥取県健康対策協議会 委員長
鳥取県がん登録の精度向上と疫学的利用に関する研究
小山 幸次郎
放射線影響研究所腫瘍組織登録 室長
広島腫瘍・組織登録による疫学研究
早田 みどり
放射線影響研究所長崎支所疫学部 副部長

長崎県がん登録の精度向上と疫学研究



平成15年度研究報告 研究成果の要旨

(1) 2000年のがん罹患、受療、進行度協同調査には、研究班参加全13登録が個別の腫瘍データを研究班事務局に提出した。所定のデータチェックを実施した後、登録別の罹患数・率、受療、進行度分布を算出した。(2) 1998-2000年の3年間のデータを用いて1999年の全国がん罹患数・罹患率の推計を行った。全国値推計に用いる登録の条件は、 (DCO割合:25%未満あるいはDCN割合:30%未満、かつI/D比:1.5以上)とし、この条件を満たす11登録(宮城、山形、新潟、千葉(モデル地区)、神奈川(モデル地区)、福井、愛知(モデル地区)、滋賀、大阪、広島市、長崎)のデータを用いて1996年の全国がん罹患数・率を推定した。(3)Age-Period-Cohortモデルによる全国がん罹患数・率の将来推計:再推計によって確定した1975-94年罹患率にAge-Period-Cohortモデルを当てはめ、3効果の分離を試みた。これらとわが国の将来推計人口とから2020年までの全国がん罹患数・率を推計した。(4)がん登録資料の活用:大阪府がん登録資料を用いて、医療機関の治療件数と5年生存率との関連を分析した。これよりがん医療の均てん化と集中化の戦略をがんの特性により使い分けることが効果的と考えられた。Cohort研究に応用し、Personalityとがん罹患リスクについて新知見を得た。

平成14年度研究成果の要旨

本ページは、研究成果の要旨のみを掲載しております。
詳しい研究報告をご覧になりたい方は、「厚生労働省がん研究助成金による研究報告集 平成15年度」を全国の医学部・医科大学図書館に配布しておりますので、そちらをご利用下さい。



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更新日:2004/12/01