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主任研究者 名古屋大学大学院医学系研究科 直江 知樹
研究者氏名、所属および分担研究課題
平成15年度研究報告 研究成果の要旨 成人における難治性白血病の生物学的病態に基づき、治療標的となりうる分子および標的方法の探索・開発に関する前臨床研究ならびに難治性白血病に対する臨床試験を行った。亜ヒ酸、テロメラーゼ阻害剤、COX-2阻害剤、FLT3キナーゼ阻害剤による治療の可能性をvitroで検討した。また、白血病における染色体7qに存在するCpGアイランドのメチル化亢進を明らかにした。染色体転座の標的となるAML1遺伝子の機能を明らかにするため、AML1を含む転写複合体を精製し、AML1のリン酸化が分化に関わることを示した。急性骨髄性白血病において野生型FLT3の高発現を数%の患者に認め、予後不良因子となること、またその産物がリン酸化していることを見出した。未治療Ph陽性急性リンパ性白血病にAblキナーゼ阻害剤併用化学療法(第II相試験)を施行し、24例中23例に質の高い寛解が得られ、副作用は軽微であった。
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更新日:2004/12/01 |