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主任研究者 国立がんセンター中央病院 斉藤 大三
研究者氏名、所属および分担研究課題
平成15年度研究報告 研究成果の要旨 MNU誘発スナネズミ腺胃発がんモデルにおいて、低〜高濃度食塩摂取およびH. pylori 感染の影響を検討中である(32週経過/50週屠殺予定)。残胃粘膜においてIL-8、Cox-2発現は胆汁逆流およびH.pylori 感染の両者で誘導され、除菌により有意に減少した。早期胃がんEMR後の異時性多発癌52例において、その第1世代の胃がんの頻度は2次性症例で26%、3次症例で57%に認められた。5種類の胃がんの遺伝子発現プロファイルから、新しい診断指標となるものや進行度と相関するものなどの多くの特異的発現遺伝子を同定した。また、NEIL1遺伝子の変異あるいは発現低下による活性低下やHER2/c-erb2 のSNPが胃がんの発生・進展に関わる可能性が示唆された。胃がん患者腹腔内洗浄液から得た11種類のマーカー遺伝子を用いた診断において、再発を特異性91%、感度81%で予測し得た。
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更新日:2004/12/01 |