15-6 がん患者に対する周術期及び各種治療前後における集中治療法の確立に関する研究
 
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15-6 がん患者に対する周術期及び各種治療前後における集中治療法の確立に関する研究

主任研究者 国立がんセンター中央病院 本田 完


研究者氏名、所属および分担研究課題
研究者氏名
所属施設 地位
分担研究課題名
本田 完
国立がんセンター中央病院 医長
がん専門病院における集中治療の現状把握と幹細胞移植後臓器不全の早期発見と治療のための新たな患者評価システムの確立
川崎 純忠
千葉県がんセンター 診療部長
がん患者に対する集中治療の現状と問題点に関する研究
原口 義座
国立病院東京災害医療センター 医長
悪性腫瘍を含む各種重症患者に対する血液浄化法の意義と評価
岡元 和文
信州大学医学部 教授
がん患者のSIRS発症予測と重症度評価法の確立
井上 恒一
昭和大学医学部 助教授
術前化学療法がおよぼす術後心筋抑制に関する実験的研究
中村 洋一
茨城県立医療大学 教授
がん患者における集中治療の医療経済学的解析とがん患者集中治療における多施設遠隔医療の確立
岡留 雅夫
国立病院九州がんセンター 医長
骨盤内悪性腫瘍術後肺塞栓症の早期発見と管理
門田 伸也
国立病院四国がんセンター 医員
国立がんセンター東病院 医員
頭頚部領域における進行癌拡大手術の周術期管理


平成15年度研究報告 研究成果の要旨

本研究の成果については、臨床面では重症患者の重症度評価と早期発見と各種の治療が集中治療を必要とした患者の予後にどう関与したかに焦点を当てた。本田らは同種造血幹細胞移植210例を解析し、集中治療を要した移植後合併症例の重症度評価に従来の重症度スコアリングが妥当か否かを検討した。川崎は単一がん専門施設における15年間のがん患者への集中治療を分析し、その予後との関係を調査した。岡元らは重症敗血症例における血中チトクロームc濃度の測定とマイクロビーズ法による各種サイトカイン測定での重症敗血症の早期発見の可能性を探った。原口は急性血液浄化療法の抱える問題点を明らかにし、体系的な血液浄化療法の確立につき検討した。門田は頭頸部がん拡大手術の周術期管理におけるRapid turn-over protein測定の意義を示した。岡留は骨盤手術における肺血栓塞栓症の実態を明確にした。基礎的研究では抗がん剤の心筋抑制の機序を井上がラット摘出灌流心モデルにおいて明らかにした。中村は、がん患者への集中治療を医療経済面の文献的考察を行った。


本ページは、研究成果の要旨のみを掲載しております。
詳しい研究報告をご覧になりたい方は、「厚生労働省がん研究助成金による研究報告集 平成15年度」を全国の医学部・医科大学図書館に配布しておりますので、そちらをご利用下さい。



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更新日:2004/12/01