15-8 胆道領域がんに対する合理的な術前術中進展度診断法の開発に関する研究
 
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15-8 胆道領域がんに対する合理的な術前術中進展度診断法の開発に関する研究

主任研究者 国立がんセンター東病院 小西 大


研究者氏名、所属および分担研究課題
研究者氏名
所属施設 地位
分担研究課題名
小西 大
国立がんセンター東病院 医長
胆道領域がんに対する合理的な術前術中進展度診断法の開発に関する研究
大久保 賢治
愛知県がんセンター 医長
胆道領域がんに対する合理的な術前画像診断法の確立に関する研究
柳澤 昭夫
*1 財団法人癌研究会癌研究所病理部 主任研究員
*2 京都府立医科大学大学院医学研究科 教授
予后再発形式からみた胆道領域がんの病理学的進展度診断に関する研究
島田 和明
国立がんセンター中央病院 医長
胆道領域がん術式決定における診断法の体系化に関する研究
長谷部 孝裕
国立がんセンター研究所支所 室長
胆管切離断端の病理診断に関する研究
小田 高司
名古屋大学大学院医学系研究科 助手
胆道領域がんの術中進展度診断法の確立に関する研究
*1:平成15年4月1日−平成15年8月31日
*2:平成15年9月1日−平成16年3月31日



平成15年度研究報告 研究成果の要旨

胆道がんにおける胆管断端の診断と意義に関して、協力施設の切除例をretrospectiveに解析することにより、胆管断端迅速病理診断の困難さ、予後因子としての再評価の必要性、上皮内と壁内を区別することの必要性があらためて浮き彫りにされてきた。これらの問題を解決していくため、まず胆管断端の良悪性診断基準の確立が大前提となってくる。現在、多施設の胆管断端迅速標本を複数の病理医によって再評価し、共通認識のもとでの診断基準を作成中である。
胆道がんの術前進展度診断の現状に関して、協力施設にアンケート調査を行った結果、CTと直接造影が中心的な役割を担っていることが判明した。また各施設のretrospectiveな検討により、PTCS,EUS,MRI,IDUS等の有用性も示された。今後CT、直接造影を診断の基本とし、さらに各施設にて得意とする検査法を加え、prospectiveに診断能を評価していくプロトコールを作成する予定である。


本ページは、研究成果の要旨のみを掲載しております。
詳しい研究報告をご覧になりたい方は、「厚生労働省がん研究助成金による研究報告集 平成15年度」を全国の医学部・医科大学図書館に配布しておりますので、そちらをご利用下さい。



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更新日:2004/12/01