15-11 分子基盤に基づく難治性リンパ系腫瘍の診断及び治療法の開発に関する研究
 
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15-11 分子基盤に基づく難治性リンパ系腫瘍の診断及び治療法の開発に関する研究

主任研究者 愛知県がんセンター 中村 栄男


研究者氏名、所属および分担研究課題
研究者氏名
所属施設 地位
分担研究課題名
中村 栄男
愛知県がんセンター 部長
難治性リンパ系腫瘍の分子病理、診断・治療ネットワークの開発と班の総括
上田 龍三
名古屋市立大学大学院医学研究科 教授
難治性リンパ系腫瘍の分子機序に基づく治療法の開発
押味 和夫
順天堂大学医学部 教授
NK類縁リンパ腫の分子機序に基づく治療法の開発
谷脇 雅史
京都府立医科大学 教授
難治性リンパ系腫瘍におけるFISH法、SKY法による臨床病態の解明と診断法の開発
田村 和夫
福岡大学医学部
難治性リンパ系腫瘍の分子機序に基づく臨床病態解明と治療法の開発
飛内 賢正
国立がんセンター 医長
難治性リンパ系腫瘍の生物学的特性に基づく治療法の開発・推進
大橋 春彦(班友)
国立名古屋病院
EBウイルス関連リンパ系腫瘍におけるDNAのメチル化状態とメチル化活性の検討
柳 壹夫
国立感染症研究所
EBV核抗原-1の細胞DNA複製複合体への結合―EBV陽性リンパ腫の予防・治療の標的


平成15年度研究報告 研究成果の要旨

1)我々が新たに難治性疾患単位として提唱したCD5陽性びまん性B大細胞リンパ腫の病態解析、CGH法による染色体・分子病態の解明。2)全国多施設共同研究として血管内B大細胞型リンパ腫80例を集積し、病態と治療反応性を解析。3)我々が新たに提唱した加齢性(老人性)EBV関連B細胞性リンパ増殖症の病態解明を進め、前方視的臨床治療研究のための拠点網を構築。4)EBV+ NK/T細胞リンパ腫限局期症例に対する治療プロトコールの作成、第I/II相試験を開始、さらに5)遺伝子治療を目的としたEBV特異的エンハンサーの応用による腫瘍細胞特異的ターゲッティング法の開発を推進。6)成熟T細胞腫瘍におけるケモカイン受容体CCR4発現が独立予後不良因子であることを解明。7)SKY法、FISH法などを用いて成熟T細胞腫瘍および骨髄腫における特異的染色体転座を検討。8)MALTリンパ腫におけるAPI2/MALT1キメラ発現の臨床病理学的意義を解明、特に胃原発例でのH. pylori 除菌不応性との関連を解明。9)90Y標識抗CD20抗体の臨床第1相試験を実施。


本ページは、研究成果の要旨のみを掲載しております。
詳しい研究報告をご覧になりたい方は、「厚生労働省がん研究助成金による研究報告集 平成15年度」を全国の医学部・医科大学図書館に配布しておりますので、そちらをご利用下さい。



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更新日:2004/12/01