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主任研究者 慶應義塾大学医学部 岡田 保典
研究者氏名、所属および分担研究課題
平成15年度研究報告 研究成果の要旨 本年度の主な研究成果は以下の通りである。1) グリオーマで発現されたADAM12はHB-EGFをシェディングし、グリオーマの増殖に関わることを示した。2)HB-EGFはシェデイングにより細胞外と細胞内ドメインに分かれ、それぞれ増殖因子と転写抑制解除因子として機能することを明らかにした。3)NK4は、HGFアンタゴニスト作用と血管新生阻害作用により、転移モデルでの肝転移と癌性腹水貯留を抑制した。4)HGF活性化因子の HGFAとその活性阻害因子HAI-1遺伝子ノックアウトマウスを作製するとともに、HAI-1が胎盤でcytotrophoblast 特異的に発現することを実証した。5)膵癌細胞株の移植を受けた担癌SCIDマウスにb-galactosidase標識骨髄細胞を移植し、癌組織間質に骨髄由来の筋線維芽細胞の出現を証明した。6)腫瘍原性の異なるヒト癌細胞クローンをmicroarrayで解析し、転移過程で重要な役割を果たす可能性のある分子として細胞接着、遊走、炎症、増殖、分化関連遺伝子を同定した。
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更新日:2004/12/01 |