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主任研究者 東北大学大学院医学系研究科 大内 憲明
研究者氏名、所属および分担研究課題
平成15年度研究報告 研究成果の要旨 乳がん検診の精度及び効率を向上させるため、マンモグラフィ、視触診、超音波の年齢階級別診断精度、費用効果を解析し、検診手法の最適化を図った。1)視触診逐年、マンモ併用逐年、同隔年の3法を精度、効率の点から、シミュレーション分析した結果、40歳代に対しては、隔年のマンモ併用検診が妥当であることが判明した。2)複数年間隔定常モデルを作成し、検診不介入群に対する相対リスク、リスク差と平均余命、救命人年で費用効果比を分析した。相対リスクは50歳代、リスク差、救命人年は40歳代が最も良く、費用効果比は隔年が優れていた。3)デジタルマンモグラフィが約25%の施設で採用されている現状を踏まえて、フィルムに加えて、デジタルに関する臨床画像評価基準を策定した。4)コンピュータ支援システム構築を目指して、画像検索システムのプロトタイプを作成した。5)高濃度乳房への超音波の効率的導入を目的に、超音波検診の標準化を図った。一方、新たな精度管理手法として、乳房超音波ファントムを開発、多施設共同研究をスタートさせた。以上の研究結果から、特に40歳代における乳がん検診の基本指針を策定した。
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更新日:2004/12/01 |