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主任研究者 国立病院四国がんセンター 佐伯 俊昭
研究者氏名、所属および分担研究課題
平成15年度研究報告 研究成果の要旨 東京慈恵会医科大学臨床腫瘍部では、2001年1月から2003年5月までにHRTを受けた婦人、またHRTを1年以上続けていながらこの期間中に中止した婦人合計673名の病歴を調査し、使用薬剤、投与開始の理由、効果、有害事象、中止理由などを明らかにした。HRT開始の理由はほてり(のぼせ)に関連するものがほとんどであった。また効果は改善76例(83%)、不変13例(15%)、無効・増悪2例(2%)であり、多くの症例で治療効果が認められた。川崎医科大学では、術後補助化学療法が閉経前乳癌症例に及ぼす影響のうち、とくに更年期障害の発生状況およびその程度を検討した。閉経前(49歳以下)乳癌症例112例を対象として、閉経および更年期障害の程度をアンケート集計し、補助化学療法別に比較検討した。更年期障害の程度は、10項目の症状を強度、中等度、軽度の3段階に分けてスコア化する簡略更年期指数(SMI)を用いて評価した。治療法別更年期障害スコアは、全体では28.5±4.3(mean±2S.E.)あった。治療法別では、 (1)CPA28.5±3.8 、(2)LHRH-agonist 31.4±4.1、(3)TAM 24.0±8.3、(4)5-FU 41.7±8.3、(5)なし 4.5±2.1であった。治療法別には有意差がみられなかった。
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更新日:2004/12/01 |