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主任研究者 静岡県立静岡がんセンター 大田 洋二郎
研究者氏名、所属および分担研究課題
平成15年度研究報告 研究成果の要旨 本年度は、(1)がん治療の口腔内合併症の実態調査(2)がん治療による口腔内合併症予防のための治療の方法の確立について、2つのテーマに絞って研究を実施した。 (1)について、がん化学療法における口腔内合併症の実態調査(大田:静岡がんセンター)の研究調査票を作成し、倫理委員会申請準備中である。また造血幹細胞移植治療後の口腔内合併症の実態調査は(荒木:国立がんセンター)アンケート作成終了し、施設内倫理委員会に申請中である。 (2)について、進行口腔癌、咽頭癌再建手術の術後合併症に対する口腔ケア介入プログラム(大田)を行った結果、術後合併症の発生頻度を10%まで低く押さえ、経口開始日数、在院日数の短縮が認められた。食道癌の放射線化学療法を受ける患者の口腔内細菌検査(花田、植松)では、治療開始前は日和見菌検出が被験者8名のうちに1例も認めなかったが、入院後4名に日和見菌が検出され、全身免疫低下に伴い口腔内細菌叢の変化が現れることが明らかになった。
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更新日:2004/12/01 |