15-23 がん治療による口腔内合併症の実態調査及びその予防法の確立に関する研究
 
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15-23 がん治療による口腔内合併症の実態調査及びその予防法の確立に関する研究

主任研究者 静岡県立静岡がんセンター 大田 洋二郎


研究者氏名、所属および分担研究課題
研究者氏名
所属施設 地位
分担研究課題名
大田 洋二郎
静岡県立静岡がんセンター歯科口腔外科 部長
がん治療による口腔内合併症の実態調査及びその予防法の研究
植松 宏
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科 教授
口腔ケアの効果予測
花田 信弘
国立保健医療科学院口腔保健部 部長
がん患者の口腔最近の検出と分析
小松 久憲
北海道大学大学院歯学研究科 助教授
がん治療における根尖病巣内細菌の薬剤感受性の変化
田代 浩
国立がんセンター中央病院歯科 医員
がん治療(特に化学療法、放射線治療)による口腔内合併症の実態調査及びその予防法の確立に関する研究
荒木 光子
国立がんセンター中央病院造血幹細胞移植病棟 看護師長
造血幹細胞移植後の口腔内合併症の実態調査及びその予防法の検討
長倉 祥一
国立熊本病院血液内科 医師
黄連解毒湯による口内炎予防に関する研究
兵藤 伊久夫
愛知県がんセンター頭頚部外科 医長
口腔がん患者の術後感染に関する検討
上村 俊介
山口県立中央病院歯科口腔外科 診療部長
がん化学療法及び放射線療法に合併する口腔病変の発生頻度と術前清掃指導の予防効果に関する研究


平成15年度研究報告 研究成果の要旨

本年度は、(1)がん治療の口腔内合併症の実態調査(2)がん治療による口腔内合併症予防のための治療の方法の確立について、2つのテーマに絞って研究を実施した。
(1)について、がん化学療法における口腔内合併症の実態調査(大田:静岡がんセンター)の研究調査票を作成し、倫理委員会申請準備中である。また造血幹細胞移植治療後の口腔内合併症の実態調査は(荒木:国立がんセンター)アンケート作成終了し、施設内倫理委員会に申請中である。
(2)について、進行口腔癌、咽頭癌再建手術の術後合併症に対する口腔ケア介入プログラム(大田)を行った結果、術後合併症の発生頻度を10%まで低く押さえ、経口開始日数、在院日数の短縮が認められた。食道癌の放射線化学療法を受ける患者の口腔内細菌検査(花田、植松)では、治療開始前は日和見菌検出が被験者8名のうちに1例も認めなかったが、入院後4名に日和見菌が検出され、全身免疫低下に伴い口腔内細菌叢の変化が現れることが明らかになった。


本ページは、研究成果の要旨のみを掲載しております。
詳しい研究報告をご覧になりたい方は、「厚生労働省がん研究助成金による研究報告集 平成15年度」を全国の医学部・医科大学図書館に配布しておりますので、そちらをご利用下さい。



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更新日:2004/12/01