乳がん K1276
Breast
治験情報
対象となるがん
トリプルネガティブ乳がん
使用される新薬(治験薬)
- Datopotamab Deruxtecan(注射剤)
- デュルバルマブ(注射剤:抗PD-L1抗体)
実施方法(治験のデザイン)
第III相試験(国際共同試験)
- A群:Datopotamab Deruxtecan+デュルバルマブ
- B群:Datopotamab Deruxtecan
- C群:医師選択化学療法(カペシタビン、ペムブロリズマブ、カペシタビン+ペムブロリズマブのいずれか)
注:この治験に参加した患者さんは、ご自分で選択は出来ませんが、A群、B群又はC群のいずれかの治療を受けることになります。
治験に参加いただける患者さんの身体状況(患者選択基準)
以下のすべてに該当する方が対象となります。
- 文書による同意が得られる方
- 18歳以上の方
- 全身状態(ECOG Performance Status)が0又は1である方
- 組織学的に浸潤性トリプルネガティブ乳がんであることが確認されている方
- 術前療法後の外科的切除時に乳房及び/又は腋窩リンパ節に浸潤性残存病変が確認された方
- アンスラサイクリン系及び/又はタキサン系を含む術前療法を少なくとも6サイクル完了している方(ペムブロリズマブ、カルボプラチン併用も可能)
- 局所又は遠隔再発が認められない方
- 乳房手術又はリンパ節手術による乳房及びリンパ節の病変に対する外科的切除を受け、術後薬物療法を行っていない方
- BRCA1又はBRCA2の生殖細胞系変異が確認されていない方
- 各種臓器機能が保たれている方
注:上記の患者選択基準は概要であり、上記に該当していてもこの治験に参加できないことがありますので、ご了承ください。
治験責任医師
向原 徹