消化管腫瘍科
消化管内視鏡科
1.消化管内視鏡科について
2.診療について
3.研究について
上部消化管(食道・胃・十二指腸)・下部消化管(大腸・直腸)腫瘍を中心に、消化管の腫瘍・早期がんに対する診療を、消化管内視鏡科として独立して行っております。
特に当院の消化管内視鏡科が得意とする分野は以下です。
入院治療では、看護師を含むチーム診療を行っており、カンファレンスで個々の患者さんにとって最適の治療を提供するべく治療方針を総合的に検討し、入院の目的を明確にした治療計画を提示することを心掛けています。
以上の取り組みに従って、当科で扱う疾患は食道がん、胃がん、大腸がんであり、それぞれの専門家が担当しています。 また咽頭がんの内視鏡診断・治療も頭頸科との協力のもと行っております。
近年、当院においても、内視鏡治療における比重がますます増してきており、場合によっては内視鏡検査の緊急性を要しないと判断された場合、検査までの期間、少々、お待たせしてしまう場合があるかもしれませんが、その点についてはご容赦ください。
日本消化器内視鏡学会および日本消化器病学会の指導医および専門医である常勤の消化管内視鏡スタッフ医師6名およびがん予防・検診研究センターの内視鏡医3名を中心に、年間で約12,000件の通常上部消化管内視鏡検査(食道、胃、十二指腸)、3,000件の通常下部消化管内視鏡検査(直腸、結腸)を行うと同時に、内視鏡切除を140件の表在食道がん、400件の早期胃がん、1300件の大腸腫瘍に対して行っています。特に胃・大腸がんに対する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)の件数は世界一を誇っており、件数が多いぶん技術的にも世界で最も安定している施設の一つであると自負しています。また大腸では正確な拡大内視鏡診断に基づいて、ESDとEMR(内視鏡的粘膜切除術)の適応を見極め、最適な治療法を選択するよう心がけています。尚、大腸ESDは2010年4月より先進医療として認可されました。
消化管内視鏡科 診療実績(症例数)
さらに治療のみではなく、診断・治療の両面における先進的な技術に関しては、世界に向けても積極的に情報発信を行っています。最近では、短波長や蛍光などの見えない光によるがんの消化管内視鏡診断法の臨床応用、カプセル内視鏡による診断にも力を入れており、消化管がんの早期発見にも役立てています。
当院の最大の特徴は、我々の消化管内視鏡科だけではなく外科、内科、放射線治療科や病理との密接な連携のうえに、お一人お一人の患者さんにおいてすべての科が集まって話し合い、総合的な判断によって個々の治療方針を決めて行く過程にあります(下図参照)。この方法によって、個人の偏った診断や部署ごとの方針の違いがなくなり、患者さん にとって最も良い治療が決定されるのです。この点が、当院が最も誇りとするところです。
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その反面、リンパ節転移がない早期がんであるかどうかを内視鏡切除前に100%完全に診断することは現時点では残念ながら不可能です。従って、臨床的には切除後の組織検査によって根治度を判断しています。ところが、従来の内視鏡切除法(内視鏡的粘膜切除術;EMR)では、技術的な理由によってがんを分割して切除するために、がん細胞を消化管内に取り残してしまうことによる再発が一定頻度、出てしまいます。また、前述したような根治度の判断のための組織検査を十分に行うことができなくなることもあります。
EMRによる技術的限界を克服するために、当院では1999年より独自に開発されたITナイフを用いた内視鏡切除を世界に先駆けて臨床応用しました。この技術は、病変を十分な余裕をもって切除し、より大きな病変を確実に一括で切除する方法で、後に内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)と呼ばれるようになった手技です。診療報酬改定によって、胃の早期悪性腫瘍に対するESDおよび食道表在がんに対するESDが保険適応になりました。
大腸早期がんに対するESDは、合併症の危険性や技術的困難性から、現時点では、限られた施設でのみ施行可能なため保険適用ではありませんが、2010年4月より当院では『先進医療』として認可されております。
従来のEMR法(早期胃がん)による分割切除
ESD法(早期胃がん)

大腸早期癌に対するESD(先進医療として2010年4月より認可)

大腸早期癌に対する通常EMR(分割切除術)(保険適用)

食道表在がんに対するESD(保険適用)

今では、早期がんは、その多くの場合に治癒させることが期待できます。さらに、低侵襲な内視鏡切除が開発されていますので、「内視鏡検査なくして早期発見なし」、そんな心構えで積極的に内視鏡検査を受けてください。
現在、
詳細については担当医にご質問ください。
2.診療について
3.研究について
1.消化管内視鏡科について
| 医師名(ふりがな) | 役職・専門分野 | 専門医・認定医資格 | メッセージ |
| 斎藤 豊 (さいとう ゆたか) ![]() |
消化管腫瘍科副科長 消化管内視鏡 |
日本消化器内視鏡学会指導医 日本消化器病学会専門医 日本消化管学会胃腸科認定医 日本内科学会認定医 臨床修練指導医(Certificate of Clinical Instructor) |
患者さん一人一人にベストな内視鏡診断と低侵襲性治療を目指しています。 |
| 松田 尚久 (まつだ たかひさ) ![]() |
外来医長 消化管内視鏡 |
日本消化器内視鏡学会指導医 日本消化器病学会専門医 日本消化管学会胃腸科認定医 日本内科学会認定医 |
|
| 小田 一郎 (おだ いちろう) ![]() |
病棟医長 消化管内視鏡 |
日本内科学会認定医 日本消化器内視鏡学会指導医 日本消化器病学会専門医 |
|
| 中島 健 (なかじま たけし) ![]() |
医員 消化管内視鏡 |
日本消化器内視鏡学会専門医 日本消化器病学会専門医 日本内科学会認定医 |
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| 吉永 繁高 (よしなが しげたか)
|
医員 消化管内視鏡 超音波内視鏡検査 |
日本消化器内視鏡学会指導医 日本消化器病学会専門医 日本消化管学会胃腸科認定医 日本内科学会認定医 |
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| 鈴木 晴久 (すずき はるひさ) ![]() |
医員 消化管内視鏡 |
日本消化器内視鏡学会専門医 日本内科学会認定医 |
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| 坂本 琢 (さかもと たく) ![]() |
医員 消化管内視鏡 |
日本内科学会認定医 日本消化器内視鏡学会専門医 |
|
| 野中 哲 (のなか さとる) ![]() |
医員 消化管内視鏡 |
日本消化器内視鏡学会専門医 日本消化器病学会専門医 日本内科学会認定医 |
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| 角川 康夫 (かくがわ やすお)
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がん予防・検診研究センター室長 (中央病院併任) 消化管内視鏡 カプセル内視鏡(小腸、大腸) |
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| 大竹 陽介 (おおたけ ようすけ) ![]() |
がん予防・検診研究センター医員 (中央病院併任) 消化管内視鏡 |
日本消化器内視鏡学会専門医 日本内科学会認定医 |
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| 松本 美野里 (まつもと みのり) ![]() |
がん予防・検診研究センター医員 (中央病院併任) 消化管内視鏡 |
日本内科学会認定医 日本消化器内視鏡学会専門医 日本消化器病学会専門医 |
苦痛のない、丁寧で正確な検査を心がけています。安心して検査を受けていただけるように努めて参ります。 |
| 糸井 隆夫 (いとい たかお) ![]() |
非常勤医員 膵臓・胆道領域の内視鏡治療 化学放射線療法 |
日本内科学会認定医 日本消化器病学会専門医 日本内視鏡内視鏡学会専門医 |
低侵襲医療を目指します。 |
| 瀧澤 初 (たきさわ はじめ) ![]() |
非常勤医員 超音波内視鏡検査・消化管内視鏡 |
日本内科学会認定医 | 丁寧かつ診断精度の高い検査を心がけています。 |
| 角田 千尋 (つのだ ちひろ) ![]() |
がん予防・検診研究センター非常勤医員 (中央病院併任) 消化管内視鏡 |
日本内科学会認定内科医 がん治療認定医 |
|
| 阿部 清一郎 (あべ せいいちろう) ![]() |
がん専門修練医 消化管内視鏡 |
日本消化器内視鏡学会専門医 日本消化器病学会専門医 日本内科学会認定医 日本がん治療認定機構 がん治療認定医 |
|
| 曽 絵里子 (そう えりこ) ![]() |
がん専門修練医 消化管内視鏡 |
日本内科学会認定医 | |
| 金城 譲 (きんじょう ゆずる) ![]() |
がん専門修練医 消化管内視鏡 |
日本消化器病学会専門医 日本内科学会認定医 |
|
| 谷内田 達夫 (やちだ たつお) ![]() |
レジデント 消化管内視鏡 |
日本内科学会認定医 | |
| 山田 真善 (やまだ まさよし) ![]() |
レジデント 消化管内視鏡 |
日本消化器内視鏡学会専門医 日本消化器病学会専門医 日本内科学会認定医 臨床研修医指導医 日本肝臓学会認定肝臓専門医 |
|
| 佐藤 知子 (さとう ちこ) ![]() |
レジデント 消化管内視鏡 |
日本内科学会認定医 | |
| 関口 正宇 (せきぐち まさう) ![]() |
レジデント 消化管内視鏡 |
日本内科学会認定医 | |
| 眞一 まこも (まかず まこも) ![]() |
レジデント 消化管内視鏡 |
日本内科学会認定医 | |
| 池澤 伸明 (いけざわ のぶあき) ![]() |
レジデント 消化管内視鏡 |
日本内科学会認定医 | |
| 岡本 朋子 (おかもと ともこ) ![]() |
レジデント 消化管内視鏡 |
日本消化器病学会専門医 日本内科学会認定医 がん治療認定医 日本医師会認定産業医 |
|
| 田中 寛人 (たなか ひろひと) ![]() |
レジデント 消化管内視鏡 |
日本内科学会認定医 | |
| 中村 佳子 (なかむら けいこ) ![]() |
レジデント 消化管内視鏡 |
日本内科学会認定医 日本消化器内視鏡学会専門医 日本消化器病学会専門医 日本肝臓学会認定肝臓専門医 |
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| 近藤 崇 (こんどう たかし) ![]() |
短期レジデント 消化管内視鏡 |
日本内科学会認定医 | |
| 山岸 秀嗣 (やまぎし ひでつぐ) |
任意研修 | 日本消化器病学会専門医 日本肝臓学会認定肝臓専門医 臨床研修医指導医 日本内科学会認定医 日本消化管学会胃腸科認定医 日本レーザー医学会認定医2種 日本ヘリコバクター学会H. pylori(ピロリ菌)感染症認定医 日本がん治療認定機構 がん治療認定医 |
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| 春山 晋 (はるやま しん) |
任意研修 | 日本内科学会認定医 | |
| 佐藤 義典 (さとう よしのり) |
任意研修 |
上部消化管(食道・胃・十二指腸)・下部消化管(大腸・直腸)腫瘍を中心に、消化管の腫瘍・早期がんに対する診療を、消化管内視鏡科として独立して行っております。
特に当院の消化管内視鏡科が得意とする分野は以下です。
- 早期胃がんに対する内視鏡治療、特に内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)
- 大腸腫瘍・早期大腸がんに対する拡大内視鏡を用いた診断およびポリペクトミー、内視鏡的粘膜切除術(EMR)
- 大腸早期がんに対するESD(先進医療)
- 表在食道がんに対するEMRおよびESD
入院治療では、看護師を含むチーム診療を行っており、カンファレンスで個々の患者さんにとって最適の治療を提供するべく治療方針を総合的に検討し、入院の目的を明確にした治療計画を提示することを心掛けています。
以上の取り組みに従って、当科で扱う疾患は食道がん、胃がん、大腸がんであり、それぞれの専門家が担当しています。 また咽頭がんの内視鏡診断・治療も頭頸科との協力のもと行っております。
近年、当院においても、内視鏡治療における比重がますます増してきており、場合によっては内視鏡検査の緊急性を要しないと判断された場合、検査までの期間、少々、お待たせしてしまう場合があるかもしれませんが、その点についてはご容赦ください。
2.診療について
国立がん研究センター中央病院の消化管内視鏡科は、日本消化器内視鏡学会および日本消化器病学会指導施設として、消化器がんの診断および治療の分野ではわが国において指導的役割を担っています。特に、消化管がん(食道、胃、大腸)の内視鏡治療に関しては常に日本のトップ・クラスの成績をあげており、世界中からの見学者や研修医もあとを絶ちません。日本消化器内視鏡学会および日本消化器病学会の指導医および専門医である常勤の消化管内視鏡スタッフ医師6名およびがん予防・検診研究センターの内視鏡医3名を中心に、年間で約12,000件の通常上部消化管内視鏡検査(食道、胃、十二指腸)、3,000件の通常下部消化管内視鏡検査(直腸、結腸)を行うと同時に、内視鏡切除を140件の表在食道がん、400件の早期胃がん、1300件の大腸腫瘍に対して行っています。特に胃・大腸がんに対する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)の件数は世界一を誇っており、件数が多いぶん技術的にも世界で最も安定している施設の一つであると自負しています。また大腸では正確な拡大内視鏡診断に基づいて、ESDとEMR(内視鏡的粘膜切除術)の適応を見極め、最適な治療法を選択するよう心がけています。尚、大腸ESDは2010年4月より先進医療として認可されました。
消化管内視鏡科 診療実績(症例数)
| 年度 | 2007 | 2008 | 2009 |
| 上部消化管内視鏡検査(食道・胃・十二指腸) | 10,910 | 10,909 | 10,174 |
| 下部消化管内視鏡検査(直腸・結腸) | 3,569 | 3,161 | 2,670 |
| 超音波内視鏡検査 | 373 | 375 | 402 |
| 消化管がんに対する内視鏡治療総数 | 1,854 | 1,848 | 1,849 |
| 胃がんに対する内視鏡治療(EMR/ESD) | 24/410 | 19/397 | 36/375 |
| 食道がんに対する内視鏡治療(EMR/ESD) | 89/25 | 94/25 | 95/43 |
| 大腸腫瘍に対する内視鏡治療(EMR/ESD) | 1,212/94 | 1,216/97 | 1,177/123 |
さらに治療のみではなく、診断・治療の両面における先進的な技術に関しては、世界に向けても積極的に情報発信を行っています。最近では、短波長や蛍光などの見えない光によるがんの消化管内視鏡診断法の臨床応用、カプセル内視鏡による診断にも力を入れており、消化管がんの早期発見にも役立てています。
当院の最大の特徴は、我々の消化管内視鏡科だけではなく外科、内科、放射線治療科や病理との密接な連携のうえに、お一人お一人の患者さんにおいてすべての科が集まって話し合い、総合的な判断によって個々の治療方針を決めて行く過程にあります(下図参照)。この方法によって、個人の偏った診断や部署ごとの方針の違いがなくなり、患者さん にとって最も良い治療が決定されるのです。この点が、当院が最も誇りとするところです。
| 外来初診 |
| 各種検査 |
| 検討会による治療方針の決定 |
| 治療(内視鏡治療、外科治療、化学療法、放射線治療) |
| 治療結果および効果に関する解析 |
| 患者さんへのフィードバック |
1)あなたが消化管がんと診断された時
実際の臨床の現場において、患者さん自身が治療前の診断や、その後の治療が効果をあげているかどうかを知っておくことは、セカンド・オピニオンを受けることも含めて非常に重要となります。よって、以下の診断・治療・結果の項目をしっかり確認してください。- 術前の診断が早期がん、特に粘膜に限局したがんである可能性が高いか?
- 生検による組織型が分化型がんであるか?
- 病変の大きさは?
- 病変の部位は?
- 治療方法はEMRなのか?ESDなのか?腹腔鏡手術なのか?開腹手術なのか?
- 内視鏡的切除であれば一括切除できるのか?
- 治療のリスクは?(偶発症とその対策)
- 内視鏡的切除後の病理組織結果は?(深達度、組織型、大きさ、切除断端など)
- 最終的根治度は?(治癒切除、非治癒切除、判定不能)
- その後の治療方針は?(外科手術・放射線化学療法などが必要なのか
2)消化管がんの内視鏡治療
わが国において、早期消化管がんに対する内視鏡切除は根治治療として広く普及してきています。この治療法は、低侵襲性、機能温存、術後のQOLの観点から優れた治療法であることは言うまでもありません。この治療法が確立する以前は、早期がんであっても外科手術が行われていました。しかし、リンパ節転移がない早期がんは内視鏡切除による局所の切除で根治が期待できるので、技術的問題を除けば外科切除は必要ありません。その反面、リンパ節転移がない早期がんであるかどうかを内視鏡切除前に100%完全に診断することは現時点では残念ながら不可能です。従って、臨床的には切除後の組織検査によって根治度を判断しています。ところが、従来の内視鏡切除法(内視鏡的粘膜切除術;EMR)では、技術的な理由によってがんを分割して切除するために、がん細胞を消化管内に取り残してしまうことによる再発が一定頻度、出てしまいます。また、前述したような根治度の判断のための組織検査を十分に行うことができなくなることもあります。
EMRによる技術的限界を克服するために、当院では1999年より独自に開発されたITナイフを用いた内視鏡切除を世界に先駆けて臨床応用しました。この技術は、病変を十分な余裕をもって切除し、より大きな病変を確実に一括で切除する方法で、後に内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)と呼ばれるようになった手技です。診療報酬改定によって、胃の早期悪性腫瘍に対するESDおよび食道表在がんに対するESDが保険適応になりました。
大腸早期がんに対するESDは、合併症の危険性や技術的困難性から、現時点では、限られた施設でのみ施行可能なため保険適用ではありませんが、2010年4月より当院では『先進医療』として認可されております。
従来のEMR法(早期胃がん)による分割切除
ESD法(早期胃がん)

大腸早期癌に対するESD(先進医療として2010年4月より認可)

大腸早期癌に対する通常EMR(分割切除術)(保険適用)

食道表在がんに対するESD(保険適用)

3)患者さんへのメッセージ
減少してきているとは言え、日本人にはまだまだ多い胃がん、あるいは増加傾向にある大腸がん、アルコールや喫煙が大きく関与している食道がんなどは、いずれも早期に発見して治療することによって治癒が期待できる病気です。幸いなことに、これらの臓器は内視鏡を用いることによって到達できる部位に存在しています。ある程度の熟練した内視鏡医師であれば、早期の消化管がんを見落としなく診断することは比較的容易です。さらに、早期発見された病変は、内視鏡切除(ESDなど)という低侵襲の治療方法で切除することが可能です。今では、早期がんは、その多くの場合に治癒させることが期待できます。さらに、低侵襲な内視鏡切除が開発されていますので、「内視鏡検査なくして早期発見なし」、そんな心構えで積極的に内視鏡検査を受けてください。
3.研究について
当消化管内視鏡科では、がん患者さんに新たな治療法を提供するために臨床試験を中心とした多くの研究を積極的に行っています。現在、
- 大腸ポリープに対する内視鏡摘除後の適正な検査間隔に関する多施設共同研究「Japan Polyp Study: JPS」
- 画像強調内視鏡(狭帯域分光内視鏡:NBIや蛍光内視鏡:AFI)といった最新の内視鏡機器を利用して効率的に早期消化管がん(胃がん・食道がん・大腸がん)を発見できるかどうかを、検討するための多施設共同研究
- カプセル内視鏡の有用性を評価するための臨床研究
- 内視鏡治療手技(ESD)の有効性・安全性を評価するための臨床研究
- 超音波内視鏡下穿刺吸引細胞・組織診(EUS-FNA)の膵腫瘍に対する有用性の検討
詳細については担当医にご質問ください。
























