12-16 がんの化学予防効果の検索モデルの検討
 
がん研究助成金タイトルバー
がん研究助成金 計画研究 計画研究一覧へ戻る

12-16 がんの化学予防効果の検索モデルの検討

主任研究者 大阪市立大学大学院医学研究科福島 昭治


研究者氏名、所属および分担研究課題
研究者氏名
所属施設 地位
分担研究課題名
福島 昭治
大阪市立大学大学院医学研究科 教授
多臓器標的性検索モデルの確立
上坂 敏弘
広島大学原爆放射能医学研究所 助手
胃がん予防検索モデルの検討
吉見 直己
*1 琉球大学医学部 教授
*2 琉球大学医学部 教授
大腸がん予防検索モデルの検討
古川 文夫*3
国立医薬品食品衛生研究所 主任研究官
膵臓がん予防検索モデルの検討
西川 秋佳*4
国立医薬品食品衛生研究所 室長
膵臓がん予防検索モデルの検討
中江 大
*5 奈良県立医科大学 助教授
*6 財団法人佐々木研究所 部長
肺がん予防検索モデルの検討
松岡 洋一郎
国立がんセンター 室長
乳がん予防検索モデルの検討
*1:平成13年4月1日−平成13年3月31日
*2:平成13年4月1日−平成14年3月31日
*3:平成13年4月1日−平成13年8月31日
*4:平成13年9月1日−平成14年3月31日
*5:平成13年4月1日−平成13年12月31日
*6:平成14年1月1日−平成14年3月31日


平成13年度研究報告 研究成果の要旨

既存の多臓器中期発がん試験法をもとに、がんの化学予防物質の検索モデルの開発を試み、大腸と膀胱を標的とする予防物質をも検出できる系を確立した。胃がん早期検出のマーカーとして、胃がん細胞に特異的に結合するレクチンの同定を試みた。大腸発がんの新規前がん病変として従来の陰窩変異巣とは異なったβカテニン遺伝子の変異・蓄積巣(BCAC)を見出し、BCACが大腸がん予防物質検索のマーカーとして有用であることを見出した。BOPおよびBHPを用いてイニシエーションし、比較的短期に膵および肺がん予防物質を検索できるラットのモデルを開発した。また、GGT陽性病変が肺がんマーカーとして有用であることを見出した。c-Ha-rasトランスジェニックラットが乳がん予防物質の早期検出モデル動物として有用である可能性が示された。


平成12年〜13年度総合研究報告 研究成果の要旨

既存の多臓器中期発がん試験法をもとに、がんの化学予防物質の検索モデルの開発を試み、大腸と膀胱を標的とする予防物質をも検出できる系を確立した。胃がん早期検出のマーカーとして、胃がん細胞に特異的に結合するレクチンの同定を試みた。大腸発がんの新規前がん病変として従来の陰窩変異巣とは異なったβカテニン遺伝子の変異・蓄積巣(BCAC)を見出し、BCACが大腸がん予防物質検索のマーカーとして有用であることを見出した。膵または肺を標的とする発がん物質をイニシエーターとするラット膵および肺がん予防物質検索モデルを開発した。また、γ-glutamyltransferase陽性病変が肺がんマーカーとして有用であることを見出した。c-Ha-rasトランスジェニックラットが乳がん予防物質の早期検出モデル動物として有用である可能性が示された。

平成12年度研究成果の要旨

本ページは、研究成果の要旨のみを掲載しております。
詳しい研究報告をご覧になりたい方は、「厚生労働省がん研究助成金による研究報告集 平成13年度」を全国の医学部・医科大学図書館に配布しておりますので、そちらをご利用下さい。



前の研究へ   次の研究へ

| がん研究助成金トップへ |


更新日:2004/12/01