11-4 胆道領域がんの切除手術における根治性の向上と合併症の予防対策に関する研究
 
がん研究助成金タイトルバー
がん研究助成金 計画研究 計画研究一覧へ戻る

11-4 胆道領域がんの切除手術における根治性の向上と合併症の予防対策に関する研究

主任研究者 順天堂大学医学部 川崎 誠治


研究者氏名、所属および分担研究課題
研究者氏名
所属施設 地位
分担研究課題名
川崎 誠治
順天堂大学医学部 教授
胆道領域がんの外科治療の成績向上に関する臨床的研究
幕内 雅敏
東京大学大学院 医学系研究科 教授
胆道がん手術の安全性向上に関する臨床的研究
中尾 昭公
名古屋大学大学院 医学系研究科 教授
全胃幽門輪温存膵頭十二指腸切除術における胃排泄遅延に関する臨床的検討
宮崎 勝
千葉大学大学院 医学研究科 教授
胆道がんにおける術後肝機能保護を目的とした適正切除術式の確立
神谷順 一
名古屋大学大学院 医学研究科 講師
肝門部胆管がんの切除手術における根治性の向上
小菅 智男
国立がんセンター中央病院 部長
膵・胆道がん根治手術の安全性向上を目指した研究


平成14年度研究報告 研究成果の要旨

胆道領域がんに対して外科的治療により根治をはかるには多くの症例で肝、膵、さらには主要血管の合併切除を含む侵襲度の高い手術が必要である。その成績向上のためには術前の正確な病態把握、手術適応に対する適確な判断、適正かつ安全な切除術式の確立などが求められている。本研究は胆道領域がんに対して多方面からの検討を加え、拡大手術の安全性の確立と長期成績の向上を目的とするものである。病態の把握の面からは肝温阻血再潅流障害に対するシクロスポリンの効果、全胃幽門輪温存膵頭十二指腸切除術における胃排泄遅延の病態について検討し、治療の面からは電気メス付CUSAによる肝離断の安全性と有効性、肝内胆管がん切除例の長期成績、肝門部胆管癌切除における門脈合併切除例の予後 肝門部胆管がんに対する肝葉切除の意義と問題点に関して検討を加え種々の知見を得た。


平成13年〜14年度総合研究報告 研究成果の要旨

胆道領域がんに対して外科治療により根治をはかるには一般に侵襲度の高い手術を要し、成績向上のためには術前の正確な病態把握、適正かつ安全な切除術式の確立などが求められている。本研究は胆道領域がんに対して多方面からの検討を加え、拡大手術の安全性の確立と長期成績の向上を目的とするものである。病態の把握の面からは肝切除後における血管増殖因子の発現と肝類洞内皮細胞増殖との関係、肝温阻血再潅流障害に対するシクロスポリンの効果、胆管細胞癌におけるRCAS1の発現とその意義、肝門部胆管癌切除n0症例の再評価、全胃幽門輪温存膵頭十二指腸切除術における胃排泄遅延の病態について検討し、治療の面からは肝葉切除における肝静脈再建の適応と限界、電気メス付CUSAによる肝離断の安全性と有効性、肝内胆管がん切除例の長期成績、肝門部胆管癌切除における門脈合併切除例の予後、肝門部胆管がんに対する肝葉切除の意義と問題点に関して検討を加え種々の知見を得た。

平成13年度研究成果の要旨

本ページは、研究成果の要旨のみを掲載しております。
詳しい研究報告をご覧になりたい方は、「厚生労働省がん研究助成金による研究報告集 平成14年度」を全国の医学部・医科大学図書館に配布しておりますので、そちらをご利用下さい。



前の研究へ   次の研究へ

| がん研究助成金トップへ |


更新日:2004/12/01