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主任研究者 国立がんセンター中央病院 山本 明史 研究者氏名、所属および分担研究課題
平成14年度研究報告 研究成果の要旨 Dermoscopy、超音波ドプラ法、FDG-Positron Emission Tomography (PET)などの新しい診断技術を導入した多数例の検討により、悪性黒色腫早期病変の診断、他腫瘍との鑑別診断がかなり有用であることを見い出した。sentinel node biopsy による検討を312例に施行し、sentinel node同定率は色素法のみでは83%に対し、それにガンマプローブ併用法では100%であった。いわゆる正診率98%であり、リンパ節廓清の適応を判断する検査になりうると考えられ、sentinel nodeの病理診断も重要視される。進行期悪性黒色腫に対して新しい有効な治療法を開発中であり、悪性黒色腫特異抗原ペプチドおよび樹状細胞を用いた免疫療法臨床試験を開始している。第1相試験9例に施行し、重篤な有害反応は特に認められず、うち2例に抗腫瘍効果としてPartial Responseが認められた。さらに、リポソームを用いたIFN-β遺伝子導入による遺伝子治療の臨床試験については厚生科学審議会にて審査中である。 平成13年〜14年度総合研究報告 研究成果の要旨 Dermoscopy、超音波ドプラ法、FDG-Positron Emission Tomography (PET)などの新しい診断技術を導入した多数例の検討により、悪性黒色腫早期病変の診断、他腫瘍との鑑別診断がかなり有用であることを見い出した。sentinel node biopsy による検討を312例に施行し、sentinel node同定率は色素法のみでは83%に対し、それにガンマプローブ併用法では100%であった。いわゆる正診率98%であり、リンパ節廓清の適応を判断する検査になりうると考えられ、sentinel nodeの病理診断も重要視される。進行期悪性黒色腫に対して新しい有効な治療法を開発中であり、悪性黒色腫特異抗原ペプチドおよび樹状細胞を用いた免疫療法臨床試験を開始している。第1相試験9例に施行し、重篤な有害反応は特に認められず、うち2例に抗腫瘍効果としてPartial Responseが認められた。さらに、リポソームを用いたIFN-β遺伝子導入による遺伝子治療の臨床試験については厚生科学審議会にて審査中である。 平成13年度研究成果の要旨
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更新日:2004/12/01 |