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主任研究者 愛知県がんセンター 中村 栄男
研究者氏名、所属および分担研究課題
平成14年度研究報告 研究成果の要旨 1)NK/T細胞リンパ腫の第3次全国調査を施行した解析結果に基づき、限局期症例に対する治療プロトコールを作成申請中。 2)また、同腫瘍に対する遺伝子治療を目的としてEBV特異的エンハンサーの応用による腫瘍細胞特異的ターゲッティング法を開発。 3)CD5陽性びまん性B大細胞リンパ腫(DLBCL)が予後不良の独立した臨床病理学的疾患単位であることを明らかにした。 4)MALTリンパ腫におけるAPI2/MALT1キメラ遺伝子の検出法(FISHおよびRT-PCR)を確立し、肺および胸腺原発MALTリンパ腫における意義を検討し、同陽性群が一つの臨床病理学的亜群を形成することを示唆した。 5)DNA修復に関わるMGMT遺伝子のリンパ腫細胞におけるDNAメチル化による不活化が、予後良好因子となることを明らかにした。 6)老人性EBV関連B細胞性リンパ増殖症を報告すると共に、さらにその病態解析を進めた。7)放射性同位元素(90-Y)標識マウス型抗CD20抗体の臨床第1相試験を開始した。 平成13年〜14年度総合研究報告 研究成果の要旨 1)NK/T細胞リンパ腫の第3次全国調査を施行した解析結果に基づき、限局期症例に対する治療プロトコールを作成申請中。 2)また、同腫瘍に対する遺伝子治療を目的としてEBV特異的エンハンサーの応用による腫瘍細胞特異的ターゲッティング法を開発。 3)新たな予後不良の疾患単位としてCD5陽性びまん性B大細胞リンパ腫の提唱。 4)特異な病態を示す血管内B大細胞リンパ腫アジア型の提唱。 5)今後急速な増加の予測される老人性EBV関連B細胞性リンパ増殖症の提唱。 6)MALTリンパ腫の発症に関わるAPI2/MALT1のFISHおよびRT-PCR法による検出系の確立、さらに同分子異常の胃、肺および胸腺原発MALTリンパ腫における意義の解明。 7)リンパ系腫瘍におけるがん抑制遺伝子(p57KIP2)、DNA修復酵素遺伝子(MGMT)mpメチル化の意義の解析。 8)治療用キメラ型抗CD20抗体の第II相試験成果に基づく保健適応申請、また放射性同位元素(90-Y)標識マウス型抗CD20抗体の臨床第1相試験を開始した。 平成13年度研究成果の要旨
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更新日:2004/12/01 |