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主任研究者 国立名古屋病院 遠藤 登喜子 研究者氏名、所属および分担研究課題
*2:平成14年4月1日−平成15年3月31日 *3:平成11年4月1日−平成13年3月31日 *4:平成13年4月1日−平成15年3月31日 *5:平成13年4月1日−平成15年3月31日 平成14年度研究報告 研究成果の要旨 わが国で最も罹患率の高い年齢層である50歳未満の女性に対して死亡率低減効果のある乳がん検診のあり方を明らかにすることを目的に研究を行った。マンモグラフィ併用検診がその可能性が最も高い手法であることはすでに明らかにされていることから、宮城県のデータを用い、複数年間隔検診モデルによって、マンモグラフィ併用検診の有効性と費用効果について検討した。40-49歳群と50-69歳群についての逐年検診と2年間隔検診の効果および費用効果分析の結果では、救命数と救命人年であらわされる効果は逐年検診が2年を上回るが、費用効果比は隔年検診が優れていることが明らかとなった。また、40歳代は50-69歳に比べ有効性費用効果比ともに優れていた。相対リスクは、逐年検診が2年間隔より良好であり、また、40歳代は50-69歳よりやや低下しているものの十分な死亡率減少効果を示し、40歳代へのマンモグラフィ導入は妥当と判断された。 平成13年〜14年度総合研究報告 研究成果の要旨 わが国で最も罹患率の高い年齢層である50歳未満の女性に対して死亡率低減効果のある乳がん検診のあり方を明らかにすることを目的に研究を行った。マンモグラフィおよび超音波による検診の現状を調査し、それらの精度と有効性および費用効果を検討した。マンモグラフィ併用検診では40歳代でも50-69歳と同等の乳癌発見率を示し、費用効果比も40歳代で最も優れていることがあきらかとなった。宮城県のデータを用いての複数年間隔検診モデルによるマンモグラフィ併用検診の検討では、救命数と救命人年は逐年検診が2年を上回り、費用効果比は隔年検診が優れていた。40-49歳群と50-69歳群の比較では、前者が有効性・費用効果比ともに優れていた。また、相対リスクは逐年検診が2年間隔より良好で、40歳代は50-69歳よりやや低下しているものの十分な死亡率減少効果を示し、40歳代へのマンモグラフィ導入は妥当と判断された。 平成13年度研究成果の要旨
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更新日:2004/12/01 |