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主任研究者 国立がんセンター中央病院 奥坂 拓志 研究者氏名、所属および分担研究課題
*2:平成13年4月1日−平成14年3月31日 *3:平成14年4月1日−平成15年3月31日 平成14年度研究報告 研究成果の要旨 本年度の主な研究成果は、 1)共同研究「肝細胞がんに対する肝動脈塞栓療法(TAE)と肝動注化学療法(TAI)の無作為化比較試験」では、患者の登録を継続し、これまでに152例が登録(目標登録数は160例)されたこと(2003年3月現在)、 2)TAEの効果判定における造影超音波は、造影CTや造影MRIに比べ血流の描出に優れ、造影超音波で「血流あり」と判定された結節では組織学的にがんの残存を認め、局所再発がみられること、 3)epirubicinを用いたTAEでは、86%の患者に50%以上の腫瘍壊死効果が得られ、SMANCSを用いたTAEに匹敵した治療効果が得られる可能性があること、 4)SMANCSによる動脈損傷の発生頻度を明らかにしたこと、 5)Child-Pugh分類及び肝癌進行度分類より作成したJIS score及びCLIP scoreが肝細胞がん患者の予後予測に有用であること、 6)TAE施行例の予後因子を明らかにしたこと、7)肝機能に対するTAEの長期的な影響を明らかにしたこと、などである。 平成13年〜14年度総合研究報告 研究成果の要旨 主な研究成果は、 1)共同研究「肝細胞がんに対する肝動脈塞栓療法(TAE)と肝動注化学療法(TAI)の無作為化比較試験」では、患者の登録を継続し、これまでに152例が登録されたこと(2003年3月現在)。 2)epirubicinとlipiodolを併用したTAEでは86%の患者に50%以上の腫瘍壊死効果が得られること、 3)SMANCSとlipiodolを併用したTAEはepirubicinとlipiodolを併用したTAEに比べ局所再発が少ないこと、 4)TAE例の予後の推測には、残差確立プロットやAICのいずれも、対数分布が最も有用であること、 5)TAE例の生存期間はlipiodolの沈着(腫瘍壊死効果)と関連すること、 6)TAEの効果判定における造影超音波は、造影CTや造影MRIに比べ血流の描出に優れ、造影超音波で「血流あり」と判定された結節では組織学的にがんの残存を認め、局所再発がみられること、などである。 平成13年度研究成果の要旨
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更新日:2004/12/01 |