11-16 腫瘍抗原ペプチドを標的としたワクチン細胞療法に関する研究
 
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11-16 腫瘍抗原ペプチドを標的としたワクチン細胞療法に関する研究

主任研究者 国立がんセンター中央病院 高上 洋一


研究者氏名、所属および分担研究課題
研究者氏名
所属施設 地位
分担研究課題名
高上 洋一
国立がんセンター中央病院 医長
自家・同種細胞免疫療法の開発
若杉 尋
国立がんセンター研究所 部長
新しいエフェクター細胞を用いた細胞免疫療法の総合的研究
伊東 恭悟
久留米大学医学部 教授
HLA-A2+がん抗原ペプチドによるがんワクチン開発の基礎及び臨床研究
珠玖 洋
三重大学医学部 教授
HER2を標的としたペプチドワクチン療法
千葉 滋
東京大学医学部附属病院 助手
慢性骨髄性白血病に対する樹状細胞を用いた免疫療法
藤田 知信
慶應義塾大学医学部 研究員
白血病特異抗原を標的とした免疫療法と診断法の研究
葛島 清隆*1
愛知県がんセンター 部長
テトラマーによる腫瘍ペプチドを標的としたワクチン・細胞療法にする研究
*1:平成14年4月1日−平成15年3月31日


平成14年度研究報告 研究成果の要旨

白血病やがん細胞に発現する腫瘍細胞抗原の認識・応答機構を細胞・分子レベルで検討し、これを分子標的とする特異的免疫療法の基盤研究を行った。その結果、臨床試験への応用が可能なペプチドの開発に成功した。同時に樹状細胞やNKT細胞の機能解析を行い、新たな抗腫瘍エフェクター細胞としての可能性を検討した。以上の成果に基づいて、新世代の免疫療法である、がんに対するペプチドワクチン単独療法、あるいはヒト腫瘍細胞抗原に特異的なペプチドで自己樹状細胞を刺激した後に輸注する新たな免疫療法の臨床試験を行い、細胞処理と免疫療法の妥当性と治療の安全性を確認した。


平成13年〜14年度総合研究報告 研究成果の要旨

悪性腫瘍細胞に発現する腫瘍細胞抗原の認識・応答機構を細胞・分子レベルで検討し、これを分子標的とする特異的免疫療法の基盤研究を行い、臨床試験への応用が可能なペプチド並びに実験モデルの開発に成功した。同時に樹状細胞やNKT細胞の機能解析を行い、新たな抗腫瘍エフェクター細胞としての可能性を検討した。以上の成果に基づいて、新世代の免疫療法といえる上皮性がんに対するペプチドワクチン療法とがん特異的抗原パルス樹状細胞療法を開発し、いずれも第I相臨床試験を行って、その安全性を確認しつつあり、一部は第II相臨床試験へと進みつつある。新たな免疫療法として、同種造血幹細胞の検討も開始している。

平成13年度研究成果の要旨

本ページは、研究成果の要旨のみを掲載しております。
詳しい研究報告をご覧になりたい方は、「厚生労働省がん研究助成金による研究報告集 平成14年度」を全国の医学部・医科大学図書館に配布しておりますので、そちらをご利用下さい。



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更新日:2004/12/01