![]() |
||||||||||||||||||||||||
主任研究者 神奈川県立がんセンター 岡本 直幸 研究者氏名、所属および分担研究課題
平成14年度研究報告 研究成果の要旨 全国がん(成人病)センター協議会(以下、「全がん協」と称す)加盟の地域がん専門診療施設29施設の協力を得て、5つの課題(施設現況調査、生存率の算定、インフォームド・コンセント(IC)後の患者サポート、地域医療機関との連携、がん患者のQOLと施設アメニティ)について研究を行った。施設現況調査は、前身の研究班から継続して実施されてきた調査で、経年的に纏めることによってわが国のがん医療の動向を読み取ることが可能となっている。がんの生存率の算定では、各施設の院内がん登録のデータを活用して1995年初発がん患者で、各施設において入院治療を行った患者を対象として、全員の個別データを中央に収集し、部位別進行度別組織診断別の5年相対生存率を算定した。また、IC後のサポートに関する研究では、乳がん、肺がん患者を例としてサポート手法を開発し「がん告知後ケアガイドブック」を作成した。地域医療との連携に関しては、退院後がん患者の退院後医療施設に関する調査を実施し、地域医療機関や在宅ケアとの関連について検討を行っている。がん患者のQOL維持・向上と病院のアメニティに関する研究については、青森、宮城、新潟、埼玉、千葉、兵庫の施設において「患者満足度調査」が実施された。これらの研究結果をもとにして、21世紀のがん専門診療施設のあり方を提言すべく研究を進めている。 平成13年度研究成果の要旨
|
||||||||||||||||||||||||
![]() ![]() | がん研究助成金トップへ | |
||||||||||||||||||||||||
更新日:2004/12/01 |