12-2 小児の難治性白血病、二次性白血病の治療法に関する研究
 
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12-2 小児の難治性白血病、二次性白血病の治療法に関する研究

主任研究者 東京医科歯科大学医学部 水谷 修紀


研究者氏名、所属および分担研究課題
研究者氏名
所属施設 地位
分担研究課題名
水谷 修紀
東京医科歯科大学医学部 教授
小児難治性造血器腫瘍の遺伝的、発生生物学的研究
清水 喜美子
国立がんセンター 主任研究員
乳児白血病における付加的及び遺伝的危険因子探索
林 泰秀
東京大学医学部 講師
小児難治性白血病および二次性白血病の遺伝子解析と診断、治療への応用
金子 安比古
埼玉がんセンター 部長
小児白血病の遺伝子解析
堀部 敬三
国立名古屋病院 部長
小児急性リンパ性白血病の病態解明と診断・治療法の開発
月本 一郎
東邦大学医学部 教授
小児難治性白血病の実態と治療法の開発に関する研究


平成14年度研究報告 研究成果の要旨

小児AMLの全国共通治療プロトコールAML99による寛解導入率はAML99 94.2%、M3 95.5%、Down 97.3%であった。2年生存率はAML99では85%、M3 96%、Down 90%であった。IgHアレル特異的オリゴヌクレオチドを用いたTaqMan real-time PCR法によるMRD定量系を構築し、B-precursor急性リンパ性白血病(ALL)の微小残存病変(MRD)の臨床的意義を検証し、117例中71例(60.7%)でクローナルなPCR産物が得られた。AML1 遺伝子変異の解析を行い、その臨床像を検討した結果、AML1 遺伝子変異は261例中8例(3.1%)にみられた。日本人のバーキットリンパ腫40例を分析し、切断点がMYC上流領域にある腫瘍は8;14転座をもつ33例中4例(12%)であった。網羅的な発現解析を通して乳児白血病患者細胞がDNAへのダメージによる発現誘導に対し、Li-FraumeniやAT患者由来細胞によく似ていることが判明した。RARやグルココルチコイドレセプター(GR)による転写活性化を抑制する新規の転写因子HDARTをクローニングした。

平成13年度研究成果の要旨

本ページは、研究成果の要旨のみを掲載しております。
詳しい研究報告をご覧になりたい方は、「厚生労働省がん研究助成金による研究報告集 平成14年度」を全国の医学部・医科大学図書館に配布しておりますので、そちらをご利用下さい。



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更新日:2004/12/01